大会6日目に登場する大阪桐蔭は紅白戦を行い、プロ注目の藤浪晋太郎投手が3回を投げて4失点と今ひとつのピッチングだったようだ。
藤浪投手は「調子はあまりよくなかった。高めに浮く甘い球が多い。試合は負けたら終わりなのでピークに持って行きたい」と不満だったものの、「みんな調子がいいので、相手投手にとっては脅威だと思う」と味方打線には十分な信頼感がある。
大阪大会の決勝で8失点を喫し若干の不安を抱えながら試合に望むことになりそうだ。しかし、控えには151kmを記録した沢田圭佑投手や188cm左腕・平尾奎太投手などもおり、力強い攻撃陣と投手陣をバックに思い切り投げる事ができると思う。
センバツ優勝右腕の大阪桐蔭・藤浪はリハーサル後に自校のグラウンドで練習を行った。紅白戦に先発し3回4失点。「調子はあまりよくなかった。高めに浮く甘い球が多い。試合は負けたら終わりなのでピークに持って行きたい」と調整途上の様子だった。味方打線について「みんな調子がいいので、相手投手にとっては脅威だと思う」と信頼を寄せた。
大阪桐蔭・藤浪に慢心はない。センバツでは自己最速の153キロを叩き出すなど、日本一の原動力となった右腕。それでも「夏は打たれるものと思っている。打たれても勝てる投球がしたい」と気持ちを切り替え、夏の聖地に臨む。
「球速よりも球質が大事と思っている。球速は140キロ台後半が出ればいい」。チームの勝利を最優先し、史上7校目の快挙に挑む。センバツ後は基礎から体をつくり直すとともに、投球フォームを微修正。ダルビッシュの連続写真を研究し、力頼みからの脱却を図った。荒々しさを残しながらも、まとまりのある投手へと変貌を遂げつつある。
この日は開会式リハーサル後、大東市内のグラウンドで練習。紅白戦に登板して3回4失点も、「状態は60%くらい」と第6日第3試合の木更津総合戦にピークの照準を合わせた。履正社との大阪大会決勝では9点リードの8回に突如乱れて降板。映像で精彩を欠いた一戦を反省し、「低めに投げることができていなかったし、内角にも決められていなかった」と課題を見極めた。「甲子園ではチームを引っ張る投球がしたい」と藤浪。エースの誇りを取り戻し、深紅の大旗を持ち帰る。
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