駒澤大・上野翔太郎投手が最後の試合に大学公式戦初完封、1部残留決める

大学野球ドラフトニュース 2019年ドラフトニュース

駒澤大・上野翔太郎投手が1安打8奪三振の好投を見せ、公式戦初完封で1部残留を決めた。試合前にナインに予告をした通り完封で勝利し、チームの1部残留を残して卒業をする。

最後の試合

上野翔太郎投手は中京大中京で2015年の夏に甲子園で2試合で完投勝利を挙げ、U18代表でも140キロ中盤のの浴びのある球を見せ、U18W杯準優勝に貢献した。

鳴り物入りで駒澤大に進んだものの、高校時の投球の影響から肩・肘の調子が良くなく、1春から4年春まではリーグ戦に登板するも短いイニングだけに終わり未勝利が続いていた。2年秋までは2部リーグで3年春にチームは1部に昇格したものの、2年秋・3年春は登板無しに終わっていた。それでも3年秋に1部でリーグ戦初登板を果たすと、4年春は力強い140キロ中盤の球を見せ、今季はリリーフで2勝を挙げ、リーグ初勝利をしていた。

既にリーグ戦も終わったが1部で最下位となり、1部2部入れ替え戦に出ることになった。1戦目を下級生の好投で勝利し、この日の2回戦は上野選手の最後のマウンドになる。試合前にナインに完封することを宣言してマウンドに登った。

有言実行

最速146キロを記録したストレートは、高校時代の伸びのある球筋だった。4年生として最後の仕事をするために気合の入った上野投手の投球は、大学で活躍できなかった悔しさもこもっていた。最後まで打たれる気配を見せず、9回を投げ切って1安打8奪三振で完封し、2-0で勝利して1部残留を決めた。有言実行、上野投手の大学野球の本当に最後の試合での公式戦初完封勝利だった。

応援に来ていたOB会長の中畑清氏も「魂のこもった素晴らしい投球」とたたえた。上野投手の「残留できてよかった。やっと4年生らしいことができた」の言葉にすべての想いが含まれていた。

卒業後は社会人野球でプレーする。この日の投球が社会人でもできれば、2年後には、ドラフト候補として名前が挙がってくるだろう。その時を待っている。

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駒大は4年生の上野が有終の美を飾った。2年春の2部リーグ戦以来となる先発を任され、1安打で公式戦初完封。「残留できてよかった。やっと4年生らしいことができた」と安どした。高校日本代表でも活躍した中京大中京時代をほうふつさせる最速145キロの直球を主体に8三振を奪った。試合前に仲間に「完封する」と宣言。「入れ替え戦は引いた方が負け」と強気の投球で拓大をねじ伏せた。

「試合前に選手には完封すると言っていた。ほぼイメージに近い球がいった」。中京大中京高時代は高校日本代表でも活躍。進学後はけがもあって低迷し、リーグ戦通算では今秋の救援での2勝のみ。「最後の最後で自分の感覚、考え方がまとまってきた」と喜んだ。卒業後は社会人で野球を続ける。

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