プロ注目の亜細亜大・松本健吾投手が2安打完封、巨人スカウト「ピッチングうまい」

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最速147キロの速球と安定感あるピッチングにプロが注目する亜細亜大・松本健吾投手が、駒大1回戦で先発し完封勝利を挙げた。巨人のスカウトが評価をしている。

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2安打完封

松本健吾投手は最速147キロの速球を投げ、スライダー、ツーシームなどの変化球を低めに集めて安定感ある投球をする投手で、2年秋に3勝を挙げるなど活躍をし、今年のドラフト候補右腕として注目される。

この日の駒大1回戦で先発すると、球速は142キロ前後だったがすべての球を低めに集め、9回を2安打7奪三振3四死球で完封した。「終盤、ボールが弱くなって球威が落ちましたが、一人で投げ切る気持ちでした」と話した。

この投球に巨人の榑松スカウト統括は「コントロール、切れとも文句なし。フォームのバランスが良く、ピッチングがうまい。リーグ戦当初より調子も上がっている印象」と評価をしている。

昨秋は登板がなかった。生田監督は、「上級生の生活は下の学年の選手も見ている。掃除をサボった選手は使わない。こういうことも、しっかり出来てこそエースです」と話し、チームが毎日行っている掃除をサボった事でリーグ戦で登板させなかったことを明らかにした。

松本投手は「自分を見つめなおす、いい機会になった。野球だけじゃダメだと教えていただきました」と話し、生活態度を見つめ直すと、3月にはトレーニング施設「ワールドウイング」で体を作った。

ドラフト候補としてはもう少し球の力が欲しいという感じで、現時点では社会人で投げてからという印象だが、昨年のエース・平内投手は秋に150キロ超の球を投げてドラフト1位投手となった。松本投手も秋までに更に成長曲線を描いて行けるか、しっかりと見たい。

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視察した巨人・榑松(くれまつ)アマチュアスカウト統括は「コントロール、切れとも文句なし。フォームのバランスが良く、ピッチングがうまい。リーグ戦当初より調子も上がっている印象」と高い評価を与えていた。

エースのプライドが松本を奮い立たせた。9日の中大戦では先発するも負け投手に。「もう1度、先発させてください」。生田勉監督(54)に直訴した。指揮官は「そのかわり先発、完投だぞ、と話をしました。今日は交代させるつもりは一切なかった。期待通りでした」と松本の復調に目を細めた。

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