京産大の153キロプロ注目右腕・田村剛平投手が圧巻の2安打9奪三振完封、巨人・ヤクルトのスカウト視察

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関西六大学野球秋季リーグでは、京都産業大の最速153キロ右腕・田村剛平投手(4年=報徳学園)が大阪経済大学を相手に2安打9奪三振の快投を見せ、完封勝利を飾った。プロ志望届を提出している右腕は、視察に訪れた巨人・ヤクルトのスカウトの前で、ドラフト候補として圧巻の投球を披露した。

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尻上がりの快投で9奪三振完封

立ち上がりは苦しんだ。初回、田村剛平投手は3つの四死球で1死満塁のピンチを招いた。しかし、ここからギアを上げ、後続を力強い直球で内野ゴロに打ち取り、無失点で切り抜けた。このピンチを乗り切ると、尻上がりに調子を上げ、5回以降は一人の走者も許さないパーフェクトピッチングを展開。4者連続三振を奪うなど、終わってみれば9つの三振を奪う圧巻の内容だった。

この日の最速は151キロを計測。力のあるストレートにカーブやスプリットなどの多彩な変化球を織り交ぜ、大経大打線を完全に封じ込めた。田村投手は「途中しんどいところもあったんですけど、なんとか最後まで投げ切れました。初回のピンチで粘れたのが今日勝てた要因かなと思います」と、試合のポイントを振り返った。

巨人、東京ヤクルトのスカウトに猛アピール

スタンドでは巨人、東京ヤクルトのスカウトがその投球に熱視線を送っていたが、そこで見せた快投は、ドラフト候補としての評価をさらに高めるものとなったと見られる。

田村投手は「もっともっと自分のいいところを見ていただけるように、結果を残していくしかないと思っているので、毎試合攻めの姿勢で投げています」と力強く語り、プロへの強い意識をのぞかせた。

京都産業大では、教授と言われるほど研究熱心で有名だった北山亘基選手が、2021年のドラフト8位で北海道ハムに入団すると、今年は現時点で9勝を挙げるなど、チームのローテーションの一角として活躍している。炭山監督も「春よりも一つ一つの練習の質が上がった事が投球に表れた」と話し、田村投手の成長を評価している。

ドラフト会議では4位前後での指名と予想するが、関西では花園大の藤原聡大投手の評価も上昇しており、田村投手もこの秋のアピールによって更に早い順位で指名される可能性もある。

田村 剛平 プロフィール

  • 氏名:田村 剛平(たむら ごうへい)
  • 所属:京都産業大学 4年
  • 出身:報徳学園高校
  • ポジション:投手
  • 投打:右投
  • 主な特徴や実績:最速153キロを誇る本格派右腕。2025年9月13日の関西六大学秋季リーグ・大経大戦で2安打9奪三振の完封勝利を挙げる。力強い直球と多彩な変化球が持ち味。
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この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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