BCリーグ・山梨ファイアーウインズが2025年から参入、加藤球団代表は吉原大稀選手をドラフト候補に

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山梨ファイアーウインズがBCリーグに2025年から参入することが発表された。元ヤクルトのドラフト1位・加藤幹典氏が球団社長を務める。

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「まず裾野を拡大したい」

加藤幹典氏は2008年のドラフト会議で慶応大からドラフト1位でヤクルトに指名されたが、肩の故障もあり5年間で引退をした。その後、ヤクルト本社に勤務していたが、野球スクールの講師として訪問した山梨で出会いがあり独立リーグ球団の設立を進めると、昨年4月にBCリーグへの準加盟が承認され、2025年のリーグ戦から正式参入することが発表された。

加藤氏は3月から監督としてもチームの土台作りを開始し、試合も行っている。8月4日には千葉スカイセイラーズと対抗戦を行い、球団初勝利をした。

「野球振興という形で山梨に恩返ししていきたい」と話す加藤氏、「より選手に近い位置でやりたい部分もありますが、今、自分がやるべきなのは、NPBに選手を輩出することか、野球の裾野を拡大することかを考えた時に、まず裾野を拡大したい」と話し、現場ではなくフロントとして山梨初のプロ野球球団の定着を目指す。

ただし、やはりNPBに選手を輩出することも両輪の一つと考える。2025年秋のNPBのドラフト会議での指名を目指し、チームの4番を打つ横浜高校出身の吉原大稀捕手を「うまくいけばドラフト候補になると思います。捕手としての能力は高いので、打撃をどれだけ伸ばせるか。」と期待を寄せた。吉原選手は横浜高校1年春からベンチ入りした強肩の選手で、横浜高校卒業後は明治学院大学に進学も、SUNホールディングス、BCリーグの神奈川フューチャードリームスでプレーし、今年から山梨でプレーする。

山梨も東海大甲府や山梨学院、日本航空、帝京三、駿台甲府、甲府工、甲府第一に山梨学院大などのチームもあり、そこからファイアーウインズを経てNPBというようなルートもあるし、できれば四国ILプラスの徳島のように多くのプロ野球選手を輩出するチームになって、圧倒的な強さで独立リーグを牽引していく球団になって欲しい。

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BCリーグ「山梨ファイアーウインズ」設立 ー サンケイスポーツ紙面

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