霞ケ浦の木村優人投手が１５０キロ記録、楽天スカウト「関東では上位」

春季高校野球茨城大会では、霞ケ浦の木村優人投手が岩瀬日大戦でリリーフで登板すると、自己最速を2キロ更新する150キロを記録した。東北楽天のスカウトが高評価をしている。

関東上位

打撃も良い木村優人投手だが、この日はベンチからスタートとなった。それでも7回1アウト1塁の場面で代打で出場すると、その裏に登板する。

先頭打者にヒットを許したものの、そこから「ギアを入れ直したというか、より力を入れた」と、1アウトを奪い、相手の3番打者の場面で150キロを記録しセンターフライ、4番打者もストレートでファーストゴロに討ち取った。8回、9回も140キロ後半の速球で三者凡退に抑えた。

「1点もあげられない状況の中、気持ちを入れて投げられた」と話す木村投手、今季はこれで球速が5キロ上がったが、「股関節を柔らかくしたことが影響している」と話し、「そのおかげでリリースポイントも前になり、強い球が投げられるようになっている」と分析した。

この日もスカウトが視察をしたが、楽天の部坂俊之スカウトは「関東では上位。戦力になると思って見ている」と話し、関東では上位に入ってくると評価した。

次戦は土浦日大との対戦となるが、「ここに勝つためにやってきた。数字とかにはこだわらず、自分の投球ができれば」と闘志を燃やす。