慶応大・福井章吾選手が先制弾、来年は大阪桐蔭出身捕手対決の早慶戦へ

慶応義塾大, 福井章吾

東京六大学のフレッシュトーナメントは、決勝で早稲田と慶応義塾が対戦し、慶応が2-0で勝利して優勝を飾った。リーグ戦と共にアベック優勝となった。

早稲田の岩本がライバル

この日は4回、5番捕手で出場した福井章吾選手がライトスタンドにソロホームランを放って先制すると、捕手としても4人の投手をリードし早稲田大を無失点に抑え、優勝に大きく貢献した。

福井選手は大阪桐蔭出身で、2017年には主将としてセンバツで優勝をしている。当時2年生だった根尾選手や藤原選手、柿木投手といった2年生と3年生をうまく融合させ、2年生のモチベーションも下がることが無く、その翌年の春・夏連覇にもつながった。

慶応大では郡司裕也選手がいるため捕手としてマスクを被ったのはこれまで2試合だけだが、打撃のセンスが高く評価され、2年目の今年は主に代打から登場し、春のリーグ戦では11打数4安打で、そのうち3本が2ベースヒット、1本がホームランという驚異の長打率で6打点を挙げる活躍を見せた。守備ではファーストにつき、打撃で活躍をしている。

この秋はファーストでスタメンの試合も増えた。しかし早慶戦2回戦ではファーストゴロを後にそらし2点を与える痛恨のエラーをする屈辱を味わってしまう。結果、その試合は追い上げたもののあと1点及ばずに敗れると、3回戦もサヨナラで敗れ、全勝優勝、完全優勝を逃す結果となってしまった。卒業する4年生や退任することが発表された大久保監督に申し訳ないという気持ちは非常に強く持っている事だろう。

「どんな試合でも早稲田に負けられない」この試合は気合を込めて臨むと、早稲田に勝って優勝しマウンドでナインと抱き合った。来週から始まる明治神宮大会で全国制覇を果たし、4年生や大久保監督に恩返しをする準備が整った。

早稲田に負けられない理由はもう一つある。早稲田大では同じ大阪桐蔭で捕手としてポジションを争った岩本久重選手がすでにリーグ戦でマスクを被っている。大阪桐蔭時代は岩本選手がプロから注目されていたもののセンバツ前にケガをして福井選手がマスクを被り、そのセンバツで頭角を現してプロも注目するほどの捕手となった経緯がある。

慶応大は1年時からマスクを被ってきた郡司裕也選手選手が抜け、正捕手争いが繰り広げられる。ここまでマスクを被ってこれなかった3年生の植田響介選手などもいるが、福井選手は持ち前の打撃に加え、この日、1,2年生をリードし来年の正捕手争いの筆頭候補となっていきそうだ。

共に2年生で大阪桐蔭出身の捕手、早稲田の岩本、慶応の福井がライバルとして引っ張ることになるかもしれない来年の早慶戦にも注目をしたい。

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大阪桐蔭時代、主将として17年センバツ制覇。その経験を生かした。内野手登録も、捕手として大学初のフルイニング出場。「日本一になるためには、準備をもっとしないと簡単には達成できない」と攻撃の間、時間があればブルペンに足を運んだ。「僕はコミュニケーションをモットーとしている捕手。普段、球を受けたことのない投手もいるので、いい準備をして入りたくて、できるだけ話しをした」。相手打線の状況や守備の状態、サインの確認。その場でできる最善の作戦を話し合い、試合に臨む。

試合終了後には今秋で退任する大久保昭秀監督(50)が「ナイスゲームでした。久しぶりの優勝だったな。明治神宮大会まで、もうちょっと頑張ろう」と、今リーグに参加した1、2年生と握手を交わし、選手たちをいたわった。


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