中京大中京(愛知)を今春卒業し、米球界挑戦の意向を明かしていた宮内渉吾投手(18)が、NCAA(全米大学体育協会)ディビジョン1の強豪・アーカンソー大へ進学することが明らかになった。195センチの長身から最速150キロの直球を投げ込む右腕は、全米最高峰リーグでプレーをする。
日本人初の道へ、全米屈指の強豪校を選択
宮内渉吾投手について、マネジメント契約を結ぶ「IAA SPORTS」が25日にアーカンソー大学に進学することを発表した。アーカンソー大は、今年のMLBドラフトで1巡目指名3人を含む全米2位の12人が指名された全米屈指の強豪校で、同社によると、アーカンソー大が加盟する全米最高峰とされるリーグ「サウスイースタン・カンファレンス」に、日本人が高校卒業後に直接進学するのは初めてのケースとなる。
右腕は同社を通じ、「これまで日本人選手が誰も挑戦したことのない道で、自分の力がどこまで通用するのかを試したいと思いました。アメリカの大学は学生アスリートにも結果に厳しい世界だと聞いています。1年目から活躍できるよう、今から最善の準備をしていきます」とコメントした。異国での結果に厳しい世界へ、覚悟を持って飛び込む。
スーパー1年生が佐々木麟太郎を追う
宮内投手が全国に名をとどろかせたのは、まだ高校1年生のときだった。190cmを越す長身から既に140キロ中盤を記録してスーパー1年生として注目されていたが、その6月の花巻東(岩手)との練習試合では、通算ホームラン数を伸ばし続けていた佐々木麟太郎選手と対戦し、堂々と真っ向勝負で空振り三振を奪ってみせた。
聖地でも輝きを放った。2024年夏の甲子園では、2年生ながらベンチ入りを果たすと、2回戦の神村学園(鹿児島)戦で初登板。同大会で4強入りする強力打線を相手に、140キロ台後半の直球で真っ向から勝負を挑み、聖地を沸かせた。トレーニングの成果もあって最速は150キロに到達するなど、順調に成長を続けてきた。
しかし3年になるとベンチ入りメンバーから姿を消し、公式戦での登板も無くなっていた。
MLBとの交渉も継続、異国での挑戦へ
今春に中京大中京を卒業し、その進路が注目されていたが、アメリカに挑戦することが報じられていた。「IAA SPORTS」によると、大学の授業を履修する8月中旬まではMLB球団との契約も可能なため、引き続き交渉は続けていくとしており、大学かMLB球団との契約交渉が続いているという。
佐々木麟太郎選手が、日本のドラフト1位候補ながらアメリカの大学を挑戦し、2年目の昨年にNPBのドラフト会議で1位指名をされた上で、今年のMLBのドラフト会議でマーリンズにドラフト8位で指名され契約を結んだ。宮内投手も順調に成長すればNPBのドラフト1位指名が予想されていたが、佐々木選手と同じ道を歩み、直接MLBでのプレーをすることになりそうだ。
【宮内 渉吾】 プロフィール
- 氏名: 宮内渉吾(みやうち・しょうご)
- 所属: 中京大中京(愛知)卒業
- 出身: 愛知・清須市(春日少年野球クラブ、清須市立春日中軟式野球部)
- ポジション: 投手
- 投打: 右投右打
- 身長・体重: 195cm、94kg
- 主な特徴や実績: 2007年11月5日生まれの195センチ長身右腕。7歳で野球を始め、中京大中京では2年夏に甲子園へ出場した。高校1年時の2023年6月には、花巻東との練習試合で佐々木麟太郎(現マーリンズ)から空振り三振を奪い、”スーパー1年生”として注目を集めた。2024年夏の甲子園では神村学園戦で初登板し、140キロ台後半の直球で聖地を沸かせた。現在は最速150キロに到達しており、日本人として高校卒業後初めて全米最高峰リーグへ挑む。異国の舞台で自らの力がどこまで通用するかを試すべく、最善の準備を進めている。







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