松商学園・直江大輔投手にヤクルトなど11球団視察、松本深志・小林綾投手は初戦で姿消す

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長野大会では松商学園・直江大輔投手、松本深志の148キロ右腕・小林綾投手が登場し、勝敗で明暗を分けた。11球団のスカウトが視察に訪れている。

直江投手は9奪三振で勝利

松商学園・直江大輔投手はこの日、初回に2点をもらったもののその裏に立ち上がりで制球に苦しみ、3連続四球を与えて1失点をしてしまう。しかし、2回からはバランスを修正すると、ストレートの制球も良くなり、それに伴って球速も自己最速の143キロを記録した。

それでもまだ変化球のキレに納得していない表情も見せたが、7回を投げて3安打9奪三振1失点と、プロ注目投手らしい素晴らしい好投を見せた。また打撃でも2回に公式戦、練習試合を通じて高校初のホームランを放った。

この日は11球団のスカウトが視察した。きれいなフォームや筋の良い球を評価されているが、それに伴う球威、そして実績をスカウトはチェックしたい。この日は東京ヤクルトの中西スカウトが「しなやかで体のバネ、体幹もしっかりしている」と話し、オリックス・由田スカウトも「フォームが柔らかいし、バネもある。かなりの伸びしろがあって、とても楽しみな投手」と話した。中日の中原スカウトも「調子がよくなくても必死に修正しようとしている。野球に対する能力や意識が高い証拠。打撃やフィールディングを見ても、やっぱり物がいい」と話した。

まだフォームや体についての評価のみだったが、次の試合では球威も見せて、確実にプロでやれるとスカウトに思わせる投球をしてほしい。

松本兄弟は初戦敗退

松商学園の前に試合を行った松本深志は、双子の兄・小林綾投手が148キロの速球を投げ、弟の小林紘投手も142キロを投げるがエースを譲り、内野を守る。

この日もエースの綾投手がマウンドに上がり、力のあるストレートを見せたものの「ストレートの伸びとキレがなかった」と状態がよくなかった。球速は141キロどまりだった。その状態がナインに伝わると、打撃にも影響が出た。そして対戦相手の中野立志館も、プロ注目の180cm左腕・神戸尚弥投手で、「自分のストレートじゃ勝てない。とにかく低めにボールを集めた」と話すように、カーブとストレートを低めに集め、松本深志打線を抑えていった。

結局、試合は3-1で中野立志館が勝利し、シード校の松本深志が初戦で敗退した。兄弟の次の目標は慶応大進学で、弟の絃選手は「希望は一緒だけど、いっしょに行けるかわからないので。勉強が」と話して笑った。

来年、神宮の杜で二人のプレーが見られることを祈りたい。

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プロ注目投手の直江大輔(3年)は初回こそ「初戦ならではの緊張感があった。腕を振っていこうと思ったけど逆に力んでしまった。本来の投球ではなかった」と3四死球を与え1点を失うがその後は復調。「直球が浮いていたので変化球でカウントを取った。周りを見て“打たせていこう”と思って脱力していこうと思った」と尻上がりに調子を上げ7回3安打9奪三振の好投をみせた。

最速143キロの直球を軸に9三振を奪った右腕は「初回に失点してしまったけど、試合の中で修正できた」と振り返った。

 10球団のスカウトが集結し、熱視線を送った。オリックス・由田スカウトは「フォームが柔らかいし、バネもある。かなりの伸びしろがあって、とても楽しみな投手」と評価した。

中学ではバッテリーを組み全国大会出場。綾は昨冬に自己最速の148キロをマークし、絃は高校通算20本塁打超のスラッガーに成長した。大黒柱として引っ張ってきた右腕は「この代が一番、甲子園に近いと思っていた。行きたかった」。

 兄弟には夢の続きがある。希望進路は共に慶大。絃は「希望は一緒だけど、一緒に行けるかはわからないので…。勉強が…」と苦笑い。神宮での競演を目指し、新たな戦いへと挑む。

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