名門・福岡高校で、188cm85kgから最速149キロの速球を投げる井崎燐志郎投手には、11球団のスカウトが視察に訪れている。
プロに行きたい
井崎燐志郎投手は、高校入学時は68kgだった体重を86kgまで増やし、ベンチプレスなどで鍛えた結果、この春の練習試合で149キロを記録した。チーム内の紅白戦では150キロを突破しているという。
その井崎投手、入学時は筑波大や早慶などに進学することを目標にしていたが、昨年夏に、チームが福岡大大濠に勝利をして優勝をした時、相手投手として投げていた山下舜平大投手(2020年オリックス1位)を見てレベルの高さを痛感した。しかし、それにより「プロに行きたい」と思うようになったという。
この素質豊かな右腕には、春までに11球団のスカウトが視察に訪れているといい、「自分ももっと頑張れば届くんじゃないか」とプロ入りが近づいてきたことを実感している。
「夏の大会で150キロを出したい」と話す井崎投手、全国では高知高の森木大智投手や、明桜の風間球打投手、市和歌山の小園健太投手などが150キロを突破している。昨年秋は初戦で福岡工大城東に3-10で、今春も西日本短大付に0-5で敗れ、その後、筑陽学園にも敗れた。150キロを突破する投球で、強豪私学をねじ伏せるピッチングを見せれば、注目度は一気に高くなりそうだ。
九大に100人の合格者を出すなどの県内屈指の進学校にあって、元々は筑波大、早大、慶大などに進み野球を続ける考えがあったが、プロ志望に変わった。ベンチプレスで90キロを上げる筋力トレーニングなどの成果で、体重は入学時の68キロから86キロにパワーアップ。4月下旬の練習試合で最速149キロを記録し、ドラフト候補に名乗りを上げた。
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