１０球団が注目する豊橋中央の１４６キロ右腕・内山京介投手

181cmの右腕で最速146キロの速球を投げる内山京介投手に、プロ10球団が注目している。

114キロから146キロに

内山京介投手は入学当時に体重96kgもあった。中学の野球を引退した後に体を動かさなかったために太ったという。しかし、中学時代は外野手や捕手をしていたが、豊橋中央に入学すると「チームの勝利に一番貢献できてかっこいい」と志願して投手に転向すると、半年で体重を20kgも減らした。

体重が減るにつれて球速がアップした。入学時には114キロしか出なかった球速が、1年秋には140キロに到達した。萩本監督が「バネがあって足も速く、身体能力が高い」と話す内山投手はその後も成長を続け、2年秋までには最速146キロを記録し、プロ10球団のスカウトが注目する投手となっている。

昨秋には愛知大会3位決定戦の小牧南戦で2点リードの6回1アウト満塁の場面でリリーフ登板すると、セカンドゴロで1点を失ったものの、リードを守りきり勝利してチーム史上初となる秋季東海大会進出を決めた。

今年は「まずは春に県制覇して、夏は甲子園に行きたい」と話す。また現在77kgの体重を再び増やして84kgにし、150キロの大台を目指すとした。またこれまではリリーフで登板していたが、先発もこなせる投手を目指す。

181cmと上背もあり、非常に楽しみな投手。愛知県は夏の大会で140キロ以上を記録して注目される選手が大勢いるが、内山投手もその頃には非常に注目される投手となっていそうだ。