中央大・西舘勇陽投手がエースの投球、8回7安打12奪三振1失点で勝利

大学野球ドラフトニュース 2023年ドラフトニュース

2位以下の激しい順位争いが行われている東都リーグ、中央大と国学院大との1回戦では、西舘勇陽投手と武内夏暉投手のドラフト上位候補のエースが激突した。

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復活投球

最速155キロの速球と、低めへの精度の高い変化球があり、ドラフト1位候補として注目される中央大の西舘勇陽投手だが、今季はこれまで4敗で防御率も4点台と、球速もかなり出ているし一つ一つの球は悪くないのだが、成績がまったく出せていなかった。

チームも勝ち点1のみで入れ替え戦の可能性もある中で戦っており、この日の国学院大戦も大切な試合となり、相手もドラフト上位候補左腕の武内夏暉投手を立て、エース同士の対決となった。

この試合で西館投手が奮起した。150キロ台のストレートでインコースを攻めると、気迫のこもった投球で、7安打を許したものの12個の三振を奪い、7回まで無失点投球を見せる。8回にキャッチャーのパスボールで1点を失ったものの、8回7安打12奪三振、無四球で自責点0の1失点と、エースの投球を見せた。「余裕を持って投げられた。第1戦の先発としてやっている以上、チームに対して申し訳ないと思っている。先に勝つことができてホッとしました」と話した。

今季はこれでようやく1勝を挙げ、1勝4敗とした。スカウトも不調の西館投手にコメントは出していないものの、昨年までの実績と、今季も大きく悪いということは無く、評価が下がる事はそれほど無い。秋にもう一度見ようといった所だろう。

まずは秋に1部で投げるために、今は力を振り絞って入れ替え戦を回避したい。そして秋の神宮で、大学集大成となる投球を見せて、ドラフト1位でプロの世界に飛び込みたい。

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