都市対抗野球大会の近畿地区2次予選が開幕、今シーズン限りで休部することが発表されているパナソニックは、主将の松浦隆己内野手(24)が中軸打者としてもチームを牽引し、2年連続58度目となる本大会(東京ドーム)出場を目指す。
休部決定の悲しみを力に変えて、松浦隆己主将が誓う有終の美
パナソニックにとって、最後の都市対抗野球大会が始まる。2026年シーズンで野球部を休部すると発表に、主将の松浦隆己主将自身も当初はネガティブな感情に包まれた。しかし、すぐに気持ちを奮い立たせ、「悲しいとか、悔しいとかそういう感情もありましたが、決まったことは仕方がない。ラスト一年、悔いのないように頑張ろうと」(スポーツニッポン)と覚悟を決め、「一戦必勝という言葉があるように、まずは目の前の試合を一つ一つ勝って、一番最高の形である第1代表を目指したい」(スポーツニッポン)と力強く語った。
下半身主導の新フォームで打率4割超、「野球人生で一番」の絶好調
最後の一年を悔いなく戦い抜くため、松浦選手は技術の抜本的な改革に取り組んだ。昨季は控えに甘んじ、十分な貢献ができなかった悔しさを今も強く胸に抱いていた。「去年は何の役にも立てず、悔しかった。これまでは突っ立って打席に立つことが多かったのですが、今年からはどっしり構えてみようかと。オフシーズンから継続してやっていて、しっくりきています」(スポーツニッポン)と、これまでの自身のバッティングを一から見直した。
新たに取り組んだのは、突っ立った構えから下半身を深く沈めてどっしりと構えるフォームへの変更で、「8割ぐらい」の力を下半身に蓄え、イメージとしては右足でボールを叩くような形で打席に立つ。これにより、これまでは最後の一伸びが欠けていた飛球が、最後の伸びを見せてスタンドインすることが格段に増えたという。
これにより今春の公式戦では、3月のJABA東京スポニチ大会では13打数5安打の打率.385をマークすると、続く京都大会でも13打数6安打の打率.462と驚異的なハイアベレージを記録。確固たる自信を深めた主将は、「状態は野球人生で一番良いかもしれません」(スポーツニッポン)と、これ以上ない絶好調の状態で近畿予選の打席へと向かう。
神戸国際大付から亜細亜大に進み、2024年に名門・パナソニックに入った。今年3年めとなる。社会人外野手はドラフト会議で指名が多いわけではないが、休部となるパナソニックで、プロも注目をする選手だと思う。都市対抗でも春からの好調を維持し続けて、いろいろな人が納得するような形で野球での未来を拓きたい。
【松浦 隆己】 プロフィール
- 氏名:松浦隆己(まつうら・たかみ)
- 所属:パナソニック(3年目)
- ポジション:内野手
- 投打:右投右打
- 身長・体重:177cm、81kg
- 主な特徴や実績:2026年シーズンでの休部が決定したパナソニックの主将を務める、強靭なキャプテンシーを持った強打の内野手。中京大中京高、東海大を経てパナソニックに入社。3年目の今季は下半身に8割の力を溜めて右足で打つどっしりとしたフォームへの打撃改造に挑み大ブレーク。今春のJABA大会では打率4割超の快音を響かせ、有終の美となる東京ドーム切符獲得を目指す。2026年ドラフト注目野手。








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