【大学野球】大商大・152キロ右腕の中山優月投手が二刀流フル回転、2安打&七回火消し、九回148キロで3者連続三振

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全日本大学野球選手権の1回戦では大阪商業大(関西六大学)が九州産業大(福岡六大学)との激戦を7-4で制し、2回戦進出を決めた。「1番・二塁」で先発した二刀流右腕・中山優月投手(20)が打っては2安打、投げては七回2死満塁の火消しから九回の3者連続三振まで投打でフル回転。最速148キロの直球で激戦を締め、勝利投手にもなった。

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七回2死満塁を火消し、九回は148キロで3者連続三振

先発したプロ注目のドラフト候補左腕・星野世那投手が先発し、ランナーを背負いながらも粘りの投球で6回まで2−2と試合を作る。しかし7回に勝ち越し点を許すとなおも2アウト満塁のピンチで、二塁手で出場していた中山優月選手がマウンドに上がった。

中山投手は直球と変化球を織り交ぜ、最後はカットボールで空振り三振を奪い、拳を握りしめて窮地を切り抜けた。その裏に権田結輝選手が2ランホームランで逆転に成功したものの、8回に連打から内野ゴロで1点を失って同点に追いつかれる。しかしこのピンチも三振で最小失点に抑えると、8回裏に味方が3点を奪い、勝ち越してさらに点差を広げた。

援護をもらった直後の九回、中山投手はこの日最速の148キロを軸に3者連続三振。8回2死から4者連続の奪三振でゲームセットを呼び込み、2回1/3を1失点5奪三振で勝利投手となった。「全員で、全国を勝つためにやってきた。その気持ちが自然に表れたと思います」(スポーツ報知)と、中山投手は苦しい展開を制した一戦を振り返った。

U18世界一の侍世代、「前田悠伍や寺地を超せるように」

中山投手は智弁学園3年時の2023年、侍ジャパン高校日本代表として台湾でのU-18ワールドカップに出場し、世界一に貢献した。当時のチームメートには、一足早くプロの世界で躍動するソフトバンク・前田悠伍選手やロッテ・木村優人選手、寺地隆成選手がいる。「前田悠伍が先発だったり、寺地が出てたり、それが気になって速報を見たり、中継を見たりっていうのを自然にしてしまう。そこに悔しさを持ちながら、いつか追いついて、超せるようにという気持ちを、忘れずにやってます」(スポーツ報知)と話し、プロで活躍するライバルを追ってモチベーションを高めている。

二刀流の継続については「自分のことだけを考えれば、絞った方がいいって周りに言われたりするんですけど、チームで勝つことが一番。日本一になるために、この大学に入ってきた。チームのためにできることがあれば、自分は全部やるつもり」(スポーツ報知)と献身的な姿勢を強調。最速152キロを誇る直球についても「球速というよりかは、ファウルが取れる真っすぐを目指してやってきた。そこは成長しているかなと感じます」(スポーツ報知)と話す。

高い身体能力を活かしての野手の可能性があると思っているし、現在のトレンドでいうと二遊間の内野手としてプレーすることが来年のドラフト会議での指名に近いと思う。それでも、遊撃手で肩を見せるのでなければ、投手としての可能性も持っておくべきだとも思う。投手としても素晴らしい力をこの日、見せていた。

【中山 優月】 プロフィール

  • 氏名: 中山優月(なかやま・ゆづき)
  • 所属: 大阪商業大学(智弁学園高出身)
  • 出身: 兵庫県洲本市
  • ポジション: 投手・内野手(二刀流)
  • 投打: 右投左打
  • 身長・体重: 176cm、76kg
  • 主な特徴や実績: 最速152キロを誇る二刀流右腕。智弁学園では1年秋にベンチ入りし、3年時の2023年U-18ワールドカップで高校日本代表として投打で世界一に貢献した。大商大では1年春にリーグ戦初出場、2年秋に大学初本塁打を放っている。この日は「1番・二塁」で5打数2安打、救援では七回2死満塁を火消しして2回1/3を1失点5奪三振と投打で躍動。球速だけでなくファウルを奪える直球に磨きをかけ、チームの日本一とさらなる進化を目指す。
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この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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