昨秋のNPBドラフトでオリックスから6位指名を受け、今月の米大リーグのドラフトでレッズから13巡目(全体392位)指名を受けたジョージア大の石川ケニー投手(22)が24日(日本時間25日)、自身のインスタグラムでレッズとの契約を発表した。「メジャーリーガーになるという夢に向かって、一日一日全力で努力していく」と決意を綴り、投打二刀流での大リーグ挑戦へ第一歩を踏み出した。
「人生で最も難しい決断の一つ」、オリックスに感謝しレッズ入団を決断
石川ケニー投手は昨秋のドラフト会議でオリックスから6位指名を受けていたが、熟慮の末に大リーグ・レッズへの入団を決断した。石川ケニー投手はインスタグラムで「今回は、私の人生の中でも最も難しい決断の一つでした。オリックス・バファローズ、そしてシンシナティ・レッズという素晴らしい2つの球団から評価していただき、ドラフトでご指名していただいたこと、そしてプロ野球選手になるチャンスを与えていただけたことを心から光栄に思っています。両球団には感謝と敬意の気持ちしかありません。このご縁を生涯忘れることはありません」と両球団への感謝を綴った。
さらにオリックスに対しては「まずは、オリックス・バファローズの羽場さん、牧田さんをはじめ、球団フロントの皆様に心より感謝申し上げます。私を信じ、プロ野球選手としての第一歩を踏み出す機会を与えてくださり、本当にありがとうございました」と、指名を受けた恩義に触れた。石川投手を6位指名したオリックスの岸田護監督も、25日の試合後にエールを送った。
「本当に野球界を盛り上げてもらえるように、大活躍を願っています」(スポーツ報知)と、岸田監督は同じ野球人として石川投手の門出を祝福した。レッズは25日(日本時間26日)に正式契約を発表している。
契約金6100万円は佐々木麟太郎の約1.8倍
代理人を務めるISEの関係者によると、石川投手の契約金は37万5000ドル(約6100万円)。スロットバリュー(相場価値)では6巡目177位の37万7000ドルに相当する。同じく今月のドラフトでマーリンズから8巡目(全体235位)指名を受けて契約したスタンフォード大の佐々木麟太郎内野手の契約金21万2000ドル(約3400万円)を上回り、約1.8倍の評価となった。
日本人の父と米国人の母を持つハワイ出身の22歳。小学2年時に家族で日本へ移住し、茨城・明秀学園日立高で2年秋から主将を務め、春夏連続の甲子園出場を果たした。その後、進学した亜大を中退して単身渡米。シアトル大を経て野球の名門ジョージア大へ編入するという異色の経歴を歩んできた。名門ジョージア大のスカウトの目に触れたのは、自らが投稿したアピール動画だった。「毎日がパーティみたいに楽しかった」と語るアメリカでの野球を糧に、高い壁を一つずつ突破してきた。ジョージア大では今季、大学の頂点を決めるカレッジ・ワールドシリーズにも出場している。
「唯一無二」の存在へ、二刀流で切り開く道
投打二刀流としてプレーする石川投手は、直球の最速97マイル(約156キロ)を誇る。レッズも二刀流で育成する方針を示しており、大学同様に投打両面での挑戦を継続する。
目指すのは「オンリーワン」の存在だ。昨年末、中日スポーツのインタビューでは「大谷翔平になろうとかはない。唯一無二。こんな選手はいない、石川ケニーは石川ケニーだみたいな。プロで長くやりたい。トップになる自信はあります」と語っていた。子供の頃、ゲームで使っていたという縁のある名門レッズで、石川投手が唯一無二の道を切り開いていく。
【石川 ケニー】 プロフィール
- 所属: ジョージア大学
- 出身: ハワイ(明秀学園日立高-亜大中退-シアトル大-ジョージア大)
- ポジション: 投手(投打二刀流)
- 主な特徴や実績: 日本人の父と米国人の母を持つハワイ出身の22歳。明秀学園日立高で主将を務め春夏連続甲子園出場を果たした後、亜大を中退して単身渡米し、シアトル大を経て名門ジョージア大に編入した異色の経歴を持つ。直球の最速は97マイル(約156キロ)を誇り、投打二刀流としてプレー。今季はカレッジ・ワールドシリーズに出場した。昨秋のNPBドラフトでオリックスから6位指名を受けたが、大リーグのドラフトで13巡目指名を受けたレッズへの入団を決断。契約金は約37万5000ドル(約6100万円)で、二刀流での育成が予定されている。メジャーリーガーになる夢に向け、唯一無二の存在を目指す。









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