東京ヤクルト・根尾昂選手を指名へ、CS結果も影響か

根尾昂

東京ヤクルトは3日間連続のスカウト会議の2日目を行い、ドラフト1位指名候補について「「1位はスカウトグループ内で決めました。」と1人に絞り込まれた。今日、小川監督や衣笠球団社長も出席して最終決定する。

中長期的ビジョンを見た上で

前日はドラフト指名候補77人の中から、ドラフト下位の指名候補についてチェックを行い、この日はドラフト上位指名選手について話し合った。この日の会議を終えた橿渕スカウトグループデスクは「1位はスカウトグループ内で決めました。明言はしないつもりです」と話し、1位指名候補が絞り込まれた事を明らかにした。

1位指名選手をどのように決めたかについて聞かれると、「逃げずにいい選手を取ろうと確認しました。スカウトで意見は分かれましたがいろいろ分析して中長期的ビジョンを見た上で最終的にまとまりました」と話し、指名が重複することを前提とし、また高校生であるとみられる。また東京ヤクルトは投手は補強ポイントと言われているが、野手である可能性が高まった。

今季は2位に躍進した東京ヤクルトだが、昨年の96敗の時から若手が台頭したわけでもなく、状況はそれほど変わっておらず、投手力は特に先発で頭数が少ない状況が続いている。また、ショートはポジションが固定できておらず、主に出場した西浦選手も打率.242、10本塁打と満足できる成績ではなかった。またセンターは青木選手が復帰したもののベテランで、外野手は雄平選手、バレンティン選手なども中長期的にみると、5年後に残っている可能性は高くない。しかし、セカンドの山田選手、ショートで45試合に出場した廣岡選手、またサードでは昨年のドラフト1位・村上選手が可能性を十分に感じさせるプレーを見せ、チームの若い力が伸びてきている。

この状況において、スカウト会議ではこれまで、東洋大の上茶谷大河投手、甲斐野央投手、日体大・松本航投手、国学院大の清水昇投手、大阪桐蔭の藤原恭大選手、根尾昂選手、金足農・吉田輝星投手等の名前が挙がり、即戦力投手として大学生や高校生の即戦力投手か、またはセンターラインを守る選手の獲得かで意見が分かれていた。しかし、伊東編成部長やスカウト達が何度も意見をぶつけた結果、将来チームを担う高校生野手に絞られたとみられ、根尾選手の1位指名が有力となった。今年、CSに出場したものの、巨人の菅野投手にノーヒットノーランを喫して敗退した事も、打線の戦力の強化が必要と認識させられたものとみられる。

今日は3日目のスカウト会議が行われ、小川監督、衣笠球団社長も出席し、最終的な1位指名を決定する。衣笠氏も今年最初のスカウト会議から、「育成は継続が重要。高校生を獲り、強いチーム作りを心がけたい」と話し、高校生を中心とした指名を明らかにしてきた。根尾選手の1位指名には問題ないとみられる。

根尾選手には中日が1位指名を公表しており、巨人、東北楽天、阪神、北海道日本ハムも指名が有力、またこの日、ソフトバンクも1位指名の可能性が高くなり、昨年の清宮幸太郎選手と同じく7球団かそのくらいの1位指名の可能性が高くなった。

東京ヤクルトスワローズのドラフト会議
2018年ドラフト指名予想

2日連続で行ったスカウト会議では候補リスト77人の順位付けを行い、他球団の動向を元にドラフト会議のシミュレーションを行った。1位候補は大阪桐蔭高・根尾、同・藤原恭大外野手、金足農高・吉田輝星投手、日体大・松本航投手、東洋大・上茶谷大河投手らが挙がっていたが、伊東編成部長、各スカウトが何度も意見をぶつけ合わせた末に、根尾の一本化に至ったとみられる。

ヤクルトが将来のセンターライン強化を図り、根尾を1位指名する可能性が高まった。この日のスカウト会議を終えた橿渕スカウトグループデスクは「1位はスカウトグループ内で決めました。明言はしないつもりです」と公言は避けた。だが「逃げずにいい選手を取ろうと確認しました。スカウトで意見は分かれましたがいろいろ分析して中長期的ビジョンを見た上で最終的にまとまりました」と説明。先を見据えた指名を決断したとみられる。

球団関係者は「中長期のビジョンも含めて話し合い、スカウトグループ内での1位は決めた」と明言。大阪桐蔭・根尾が有力とみられる。23日のスカウト会議に衣笠社長、小川監督が出席し、1位を最終決定する。


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