清宮幸太郎選手が3本塁打で高校通算99号、140キロ級投手達から放つ

清宮幸太郎, 早稲田実, 中京大中京, 香村篤史, 原悠莉, 磯村峻平, 伊藤稜, 桜丘

愛知招待試合で中京大中京、桜丘と対戦した早稲田実の清宮幸太郎選手は、中京大中京戦で2本、桜丘戦で1本のホームランを放ち、一気に100号に王手をかけた。

中京大中京戦97号、98号

97号は1戦目・中京大中京戦の第1打席、144キロを投げるという香村篤史投手と対戦したが、香村投手が制球がままならず、ランナー2人を溜めての打席となった。球が荒れて狙い球が絞りづらい状況でカウントも2-2と追い込まれた。

ここで外角に曲がっていくチェンジアップを、擦りながらレフト方向へ打ち上げたが、この打球がレフトのフェンスを越えていった。観客もどよめき、視察した中日の清水スカウトも「左飛だと思った。あれが入る高校生なんて見た事ない」と驚きを見せた。

98号は中京大中京戦の第5打席、それまでの3打席は中京大中京2番手の伊藤稜投手にやや苦しんだものの、その伊藤選手からも、あと一歩でさく越えのフェンス直撃の2ベースヒットを打っている。

その中で同じく左腕で143キロの速球を投げる磯村峻平から、ややインコース気味のストレートを振りぬくと、右中間スタンドに飛び込むホームランを放った。これも3ランホームランで、試合も13-14と1点に迫る価値のあるホームランだった。その後、早稲田実は同点に追いつき、サヨナラ勝利(17-16)につなげた。

桜丘戦99号

続く第2試合、桜丘の146キロ投手・原悠莉投手に打線も抑えらえ劣勢のまま試合は進んだが、6回の第3打席で清宮選手が獲らえた。真ん中よりややインコース高めの、力のある球を振りぬくと、ポール際に飛んだ打球の飛距離は十分、切れるか切れないかをプロのホームランバッターのように見届けた清宮選手が、ゆっくりと一塁ベースへと走り出した。

この日は5安打9打点と、ホームランだけでなく3番バッターとして大活躍を見せた。140キロクラスを投げる投手たちと対戦し、これだけの結果を残したことは非常に大きい。

プロのホームランバッターのように、ホームランのためにフルスイングという感じが見られないのだが、中日・清水スカウトが「技術とパワーの一発。体の軸がしっかりし、ヘッドスピードがあるから崩されてもつかまえられる」と話すように、レフト方向にも驚くような打球の伸びを見せる。

1年生の時よりも、軸の柔軟性が広くなったというか、ストレートを待ちながらも変化球に対応したり、ストレートの緩急にも対応できるようになった。軽くスイングしているように見えながら、打球はものすごく飛んでいく。

この打撃で木製バットでどのくらい飛ばすのかを見てみたいが、間違いなく近年のスラッガーとしてトップクラスに入る選手だろう。

今日は至学館、享栄と2試合を行う。昨日同様AbemaTVで試合が中継される。100号が見られそうだ。

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「最近は意識しなくても(逆方向に)距離が出るようになってきた」と結果も伴ってきた。視察した中日・清水昭信スカウトは「左飛だと思った。技術とパワーの一発。体の軸がしっかりし、ヘッドスピードがあるから崩されてもつかまえられる」と称賛した。

中日・清水スカウトは「技術とパワーを兼ね備えている」と高く評価した。左方向への当たりとなった97号の左越え3ランについては「ただの左飛かと思いました。崩されても、ボールを捕まえている」と驚きを隠さなかった。

多彩な3発で、清宮が3桁の大台へ一気に王手をかけた。まずは中京大中京戦の初回、外角低めのチェンジアップを左翼芝生席に運ぶ3ラン。七回には138キロ直球を捉える3ランを右中間に放り込んだ。そして、桜丘戦の六回は135キロ直球を右翼ポール際後方のネットに突き刺す2ランだ。


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