報徳学園・小園海斗選手躍動、3二塁打にスカウト陣「アマNO.1ショート」評価相次ぐ

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甲子園に帰ってきた報徳学園の小園海斗が、3本の2ベースヒットを放ち、大きく成長した姿を見せた。視察したスカウト陣も絶賛しており、コメントをまとめます。

3二塁打

小園海斗選手は初回、こちらも大きく成長を見せた聖光学院の衛藤慎也投手の146キロのストレートをはじき返すと、打球はレフト前に落ち大きく弾んだ。それを見て小園選手はファーストベースを回った後に一気に加速し、二塁を陥れた。

そして3回、今度はカーブを引っ張ると打球は右中間の最も深い所のフェンスに直撃し余裕の2ベースヒット、そして8回にも先頭打者で外角のストレートを左中間のフェンス近くまで運んだ。すべて長打にしたが、俊足でもぎ取ったものもあれば、パワーを増した打力で外野手の頭を越した。大きな成長を見せた。

全て先頭打者でのヒットで、その後、しっかりと3塁に進むと、初回は前進守備のショートゴロだったが、小園選手が果敢にホームへスタートし、野手はバックホームをあきらめた。3回は犠牲フライでホームイン、そして8回はヒットでホームイン、3度ともホームインした。小園選手の3得点で3-2で勝利、まさに小園デーだった。

プロのスカウトも成長評価

元々注目されていた足は、この日はオーバーランをするヒットの当たりで一塁到達が3秒98と4秒を切った。プロの速い選手でも4秒台になる。これについて阪神・熊野スカウトは「そんな選手は見たことがない。藤原でも出ていない。足の速さは異常」と話し、昨年のU18代表に2年生で出場し、ともに俊足で世界を驚かせた藤原恭大選手以上の足と驚愕した。

◎横浜DeNA・吉田スカウト部長:「体に強さが出てきたから、長打が打てるようになった。打撃は確実に上がっている。しっかり捉えられて、振りが鋭くなっているから、二塁打3本という結果になる。足も肩もあって、京田や吉川に似た選手という印象」

◎横浜DeNA・八馬スカウト:「3拍子そろった選手の中でも高いレベル。体は強いし、躍動感がある。スピードに馬力もある。」

◎埼玉西武・渡辺SD:彼が打って走ると、スタンドも沸くよね。ショートとしての能力が高く、将来が楽しみ。立浪のように1年目から出られる可能性もある。広角に打てるし、走攻守トータルでレベルが高い。間違いなく上位候補。」

◎北海道日本ハム・大渕スカウト部長:「力強さ、スピードが出てきた。バットに当てるのがうまい。躍動感が出てきて成長を感じる。チームリーダーとしての振る舞いもいい。ここまでそろっている選手はいない」

◎千葉ロッテ・永野チーフスカウト「オーバーランで4秒を切るのは速い。ガツガツ地面をつかんで走る。うちの荻野タイプ。深く守っているのは足と肩に自信を持っているのと同時に、魅せ方も知っている。打撃は西岡タイプ。高校生の遊撃手ではNO.1。ガツガツした性格もプロ向き。」

◎巨人・岡崎スカウト部長:「三拍子そろったいい選手。下半身の粘りが出てきて、広角に打てるようになった。守備はトップランク、深く守るクセをつけるのは勇気がいるしいいこと。」

◎オリックス・長村球団本部長:「足も肩もすべて文句なし。走攻守すべてにおいてトップランク。アマ野球NO・1のショート。即戦力に近いと思う。」

◎オリックス・古屋編成部長:「スピード感がある。脚力と守備はすでに1軍で競争できるレベル。二塁打を打てる打者で、立浪みたいになれるんじゃないか。根尾と藤原と小園の3人は高校生野手ではずば抜けた存在。2位までは残っていないのでは。」

◎東北楽天・長島スカウト部長:「今年の高校生の中でも特に、難しいショートで高校生ながらプロでレギュラー争いできる選手。根尾と小園はずば抜けている。12人で消えるでしょう。」

◎東京ヤクルト・伊東編成部長:「いい遊撃手はみんな欲しいところ。今年に入ってまた評価を上げている。1位じゃないと取れない。」

◎広島の苑田聡彦スカウト統括部長:「文句がないくらい打撃の癖がないし、広角に打ち分けられる。足も速い。社会人、大学生を含めてもアマNo・1。1位じゃないと取れない魅力がある」

◎広島・鞘師スカウト:「ワンプレーごとに精度が高くセンスにあふれている。大舞台にも強いのがいい。上位指名の1人。」

◎阪神・熊野輝光スカウト:「10年以上はレギュラーを張れる。欲しい」

◎中日・中田スカウトディレクター:「バットの使い方が抜群にうまい。いの一番でいかないと獲れない。立浪タイプだけど立浪より足が速い」

◎中日・米村チーフスカウト:「第1打席、左中間への打球で一気に二塁を陥れたスピードは、高校生ではあまり見かけない。守備のうまさは言うまでもない」

守備でも外野の芝生のところに入る深い所に立った。そこから俊足で捕球し、そしてファーストまでスローイングする。相当の足と肩が無ければプロでもそんなところには守らない。また、日本ハムの大渕スカウト部長はこの時期になると、プレーではなくベンチやプレー前後の姿をチェックするが。この日もすでにそれを行っていた。指名への最終段階のチェックをしている。

1年時から遊撃手として注目され、甲子園で姿を見せた。そして昨年はU18で俊足を見せた。今年はパワーも着きどんどん成長をしている。この甲子園、そしてU18アジア選手権で木製バットでしっかりと強い打球を打てれば、ドラフト1位で競合する選手になる。

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いきなりスピードで観衆の心をわしづかみにした。試合開始直後の初回無死。外角直球を左翼手のやや左側へ打ち返すと、自慢の足で二塁打にした。「打球がちょっとはずんだのでいけると思ったんです」。一塁手前でギアを上げると50メートル5秒8の俊足を飛ばして二塁へ滑り込んだ。
「オーバーランしているのに一塁へのタイムが3・9秒。そんな選手はいない」。ストップウオッチに視線を落とした阪神・熊野スカウトは驚いた。同スカウトはかつて阪急で世界の盗塁王・福本豊氏とともにプレーし、オリックスではイチローを間近に見てきた。2人の名前を出しつつ、「小園も足を使った1番打者になれる可能性がある」と潜在能力の高さにほれ込んだ。

◆西武渡辺SD 彼が打って走ると、スタンドも沸くよね。ショートとしての能力が高く、将来が楽しみ。立浪のように1年目から出られる可能性もある。広角に打てるし、走攻守トータルでレベルが高い。間違いなく上位候補。
◆日本ハム大渕スカウト部長 力強さ、スピードが出てきた。バットに当てるのがうまい。躍動感が出てきて成長を感じる。
◆ロッテ永野チーフスカウト オーバーランで4秒を切るのは速い。ガツガツ地面をつかんで走る。うちの荻野タイプ。

「守備範囲や肩に自信がある」と、定位置より後方の土と芝生の境目を守る“エリア小園”も特徴。中日の中田スカウトディレクターは「バットの使い方が抜群にうまい。(ドラフトは)いの一番でいかないと獲れない。立浪タイプだけど立浪より足が速い」と通算487二塁打の日本記録を持つ、元中日の立浪和義氏になぞらえた。

特に、この日見せた脚力にはプロのスカウトも驚きを隠さなかった。通常、一塁到達はシングルヒットで速い選手でも4秒0。一塁を膨らんで回る二塁打の場合は、4秒2がプロの俊足レベルだという。
それがこの日の第1打席は何と3秒98。阪神・熊野スカウトが「そんな選手は見たことがない。(同じくプロが注目する大阪桐蔭の)藤原でも出ていない。足の速さは異常」とコメントしたほど。遊撃守備も内野の黒土でなく、外野の芝生の上に陣取る。守備範囲の広さと肩の強さに自信を持つ証拠だ。

ネット裏からは感嘆の声が漏れた。広島の苑田聡彦スカウト統括部長、オリックスの長村裕之編成部長は「社会人、大学生を含めてもアマNo・1」と声をそろえた。阪神の熊野輝光スカウトは「10年以上はレギュラーを張れる。欲しい」と声を上ずらせるほどだ。

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