侍ジャパンU18代表が明治大と引き分け、藤原選手1番、根尾選手4番

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侍ジャパンU18代表は、大学代表との壮行試合の翌日のこの日、明治大と練習試合を行った。壮行試合とは大幅に打順を入れ替えて戦った。

重い雰囲気の中で

27日は立教大との練習試合、28日はナイターで大学代表との壮行試合、そしてこの日は明治大との練習試合を行った。大きく盛り上がった試合の後という事もあってか、選手は試合前の練習から体の重さが感じられ、チーム全体の雰囲気も重かったという。ハードなスケジュールだが、アジア選手権は3連戦の後にスーパーラウンド、そして決勝と日程が続いていく。3連戦の重さを克服する事がこの日の練習試合の意図だったと永田監督は話す。

この試合は打順を大幅に入れ替えた。

U18代表は先発した2年生の奥川恭伸投手が2回までに3失点をしてしまう。3回以降は粘りを見せたものの5回9安打4失点という内容だった。また序盤は明治大先発で、来年のドラフト1位指名確実と言われる森下暢仁投手に3回を2安打無失点に抑えられた。

しかし4回、昨年のU18代表で明治大1年の磯村峻平が登板すると、小園選手がヒットを打ち、根尾選手も内野安打でチャンスを作ると、7番・野尻選手のタイムリー2ベースヒットなどで2点を返した。また5回にも小園選手がタイムリーヒットを打ち、7回には明治大2年・入江大生投手から、蛭間選手が犠牲フライを打って4-4の同点においついた。

小園選手は2安打、根尾選手は内野安打1本と四球でチャンスを作り、野尻選手が2安打1打点と得点を挙げた。また1番・藤原選手は初回に森下投手の初球をはじき返すと痛烈なレフト前ヒットを放った。この日は7回までの試合となり、6回から登板した山田龍聖投手が2回をノーヒット無失点に抑える投球を見せ、4-4で引き分けた。

藤原選手は1番に入ったことについて「やっぱりやりやすい」と話し、「1番は相手にプレッシャーをかけられる。攻めていける打順。1番を打ちたいというのはありますね」と1番バッターが自分に合うと話した。また小園選手は5回に12球粘ってのタイムリーヒットに、「何とか粘って、タイミングを合わせられた」と話し、技術の高さを見せていた。

侍ジャパンU18日本代表メンバー(2018)

今春近畿大会1回戦(対明石商)以来、約3か月ぶりの1番打者。昨年のU18W杯では、藤原が「1番」、小園が「2番」を務め、当時の2年生コンビが攻撃の勢いを生み出していた。28日の大学日本代表戦(神宮)でも4番を務めた藤原は「1番は相手にプレッシャーをかけられる。攻めていける打順。1番を打ちたいというのはありますね」と本心を明かした。

ここまでやや状態が上がってきていなかった藤原。復調へ向けて「打席に立たせて打たせたい」という永田監督の考えもあり、1番に座った。本番でも強打とともに50メートル走5秒7の快足を生かす1番起用は可能性十分。アジアの強豪撃破へ、攻撃のバリエーションが一つ増えた。

昨年のU18W杯(カナダ)をともに戦った2番手・磯村峻平投手(1年)を攻略した。代わったばかりの四回先頭で中前打を浴びせ、4-2の五回二死二塁では12球目を右前に運び、1点差に迫る適時打とした。

大学日本代表のエース格として活躍した森下暢らと対戦し、ドローに持ち込んだ高校日本代表・永田裕治監督(前報徳学園監督)は「打線が踏ん張ってよく追い付いてくれた」と評価。明大・善波達也監督は「ベンチからの声も出ているし、チームとして仕上がっているなと感じた」と話した。

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