中央学院・細谷玲央投手が2/3回で降板、6球団視察し「最終的には必ずプロに」

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最速150キロを記録する速球を投げる中央学院・細谷玲央投手が、この夏の初登板をしたものの、2/3回で2四球とピンチを広げ降板した。試合後にプロ入りへの強い意思を示した。

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相談して

150キロ右腕・細谷玲央投手は、5月下旬に右肘の靭帯を損傷していたと明かした。その状態が良くならないままこの夏を迎え。試合前には痛み止めを飲んでの出場だった。

ブルペンなどで投球はしており、いつ登板するか注目されていたが、この日の準決勝・木更津総合戦で、2点を追う5回に登板した。ストレートは140キロ台を連発し、最速で145キロを記録したものの、制球が定まらず、打者4人に対し2四球を与えて2/3回で降板した。試合はその後、点差を付けられ、3-12でコールド負けをした。

試合後に細谷投手は「ベストな状態で臨めなかった。悔しいです」と話した。今後について聞かれると、「最終的には必ず行きたい」とプロ入りへの意思を明らかにし、進路について「相談して決めます」と話した。

この日は6球団のスカウトが視察をし、東北楽天の沖原スカウトが「馬力がある」と評価した。素質の高さは十分認められるが、急成長をした選手でその能力の高いところをスカウトもあまりチェックできておらず、この夏に何度も足を運んでいた。しかし、万全の状態を見ることはできずに夏が終わり、評価は正直の所、定まっていないという感じだろう。

もし今年のドラフト会議でプロ入りを目指すいう判断をした場合、故障の回復を見て、練習など何らかの形でスカウトの前で投球を見せる機会があるかもしれない。

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初めてのZOZOマリンスタジアムでのマウンドは歯がゆい思い出となった。ただ、この日も145キロを計測し、6球団の視察を受けるなど注目の存在。進路については「最終的には(プロに)必ず行きたい。相談して決めます」と話すにとどめた。

5月末の練習試合を最後に実戦登板がなかった理由を右肘の靱帯(じんたい)損傷と明かした細谷は「(2年の)糠谷を少しでも助けられればと思ったが悔しい。最終的にはプロに行きたい」と話した。本調子でないながらも145キロをマークした細谷を、楽天の沖原スカウトは「馬力がある」と評した。

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