プロ注目二刀流の京都翔英・小笠原蒼選手が走者一掃の二塁打、６球団視察しDeNA・楽天が高評価

強打の選手で投げても144キロを記録する京都翔英の小笠原蒼選手に、6球団のスカウトが視察した。

満塁で

小笠原蒼選手は180cm95kgのサイズのある選手で、高校通算24本のホームランを放っており、投手としても144キロを記録する。二刀流として注目されており、この日も6球団のスカウトが視察に訪れた。

その京都大会1回戦は強豪の立命館宇治と対戦したが、5回には2アウト満塁の場面でカウント2-2から鋭い打球を外野に飛ばすと、センターオーバーの走者一掃の2ベースヒットとなった。9回には2アウト1,2塁で打席が回ったが申告敬遠をされ、この日は2安打3打点だった。

視察したスカウトから高評価。

横浜DeNA・吉見スカウト：「柔らかさがある。勝負強い」

東北楽天・足立スカウト：「３月の練習試合で見た時よりスイングが強くなっている。打席の集中力もある」

試合はタイブレークの末に逆転負けを喫した。「５回の打球が本塁打にならないのが実力不足。９回は自分のひと振りで勝たせたかった」と話した。そして「夏の甲子園に出て、野手でプロにいきたい」と話し、夏の甲子園出場とプロ入りに視線をむけた。

野手ということであれば、現在守っている一塁ではなく他のポジションができるかがスカウトの視察するポイントとなってくる。外野手やサードなどでの動きも見たい所か。

見守ったスカウト陣は打撃を絶賛。ＤｅＮＡ・吉見スカウトは「柔らかさがある。勝負強い」と評し、楽天・足立スカウトは「３月の練習試合で見た時よりスイングが強くなっている。打席の集中力もある」と目を細めた。