滝川二の１４９キロ右腕・坂井陽翔投手が２回３奪三振１失点、９球団が視察し阪神・ヤクルトのスカウトが評価

プロ注目のドラフト上位候補右腕・滝川二の坂井陽翔投手が今大会初登板をしたが、2回を投げて4安打1失点と本来の力を出せなかった。この試合には巨人・阪神など9球団のスカウトが視察した。

高校トップクラス投手

坂井陽翔投手は186cmの右腕投手で最速149キロの速球を投げ、右腕投手としてその力はセンバツに出場した専大松戸の平野大地投手などより上という声も聞かれるドラフト上位候補。この日、兵庫大会は準々決勝が行われ、強豪の神戸弘陵と対戦した滝川二は、2点リードの8回にエース・坂井投手が登板した。

いきなり2アウト1,2塁のピンチを招くと、レフト前にタイムリーヒットを許して1失点してしまう。それでも後続を抑えて2-1で逃げ切った。2回4安打3奪三振1失点という内容に「１点取られたのは詰めの甘さ。自分の力を出し切れなかった部分は準決勝、決勝で修正していきたいです」と話した。

この日は巨人、阪神など9球団のスカウトが視察をした。

東京ヤクルト・橿渕スカウトグループデスク：「同世代の中でも能力は高い方だと思う」

阪神・熊野スカウトは「フォークもスライダーもよかった」

と評価した。

「春は必ず頂点をとって、近畿大会では全員で暴れたい」と話す坂井投手、今日の社戦が注目される。