ソフトバンクのドラフト1位・前田悠伍投手、春に登板しなかったのは左肘の肉離れの影響

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福岡ソフトバンクにドラフト1位で指名された大阪桐蔭の前田悠伍投手、今年春から夏にかけて登板がなかったのは左肘の肉離れの影響であることがわかった。

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U18で復活

前田悠伍投手は高校生NO.1左腕として注目され、今年のドラフトの目玉とされていた。しかし、春のセンバツでは準決勝の報徳学園戦の時には左肘に違和感があり、1点リードの7回途中から登板したものの3失点で逆転負けを喫した。

その後、春季大会ではベンチ入りをせず、6月にバンテリンドームナゴヤで行われた享栄との招待試合では、東松快征投手(オリックスドラフト3位)と高校生頂上左腕対決が注目されたが、その試合でも登板しなかった。復帰したのは夏の大阪大会だったが、1試合の登板で迎えた決勝の履正社戦でも8回3失点で敗れ、夏の甲子園出場を逃した。

これについて某球団のスカウトは「左肘の肉離れでした。センバツ時から肘に違和感があったそうで、敗れた準決勝で先発しなかったのも、その後の春の大会でベンチ入りしなかったのも、名古屋での招待試合で登板しなかったのも、夏の大阪大会で1試合しか投げないまま決勝まで勝ち上がったのも、全て肘の不安が消えなかったからです。ギリギリまで引っ張った上で先発した大阪大会決勝の履正社戦は、実戦不足、調整不足で8回3失点と本来の力を発揮できませんでした」と真相を語った。

それでも前田投手は、U18代表では状態を戻すと、アメリカ戦、韓国戦で無失点の好投を見せると、決勝の台湾戦では1失点で完投勝利しU18W杯初の世界一に導いた。これについてスカウトは「夏前に左肘の故障が長引いたことで1位指名から引いた球団もあったようです。ただ、甲子園に出ないで調整できたことで世界一。肘の完治は把握していたので、ウチは最後まで1位のリストに残していました」と話した。

ドラフト会議では外れ1位で3球団が指名する中で福岡ソフトバンクに入団することが決まり、プロで前田投手がどのような成長をしていくのかが注目される。

2023年ドラフト会議指名選手一覧
2023年のドラフト会議は10月26日に行われ、支配下ドラフトが72人(昨年より+3人)、育成ドラフトが50人(昨年より−7人)の、合わせて122人(昨年より-4人)が指名されました。
2023年度-高校生投手-左投のドラフト候補リスト
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