高山俊選手が東京六大学通算127安打、最多安打記録に並ぶ

大学野球ドラフトニュース 2015年ドラフトニュース

明治大・高山俊選手が東京六大学通算127安打の最多安打記録に並んだ。あと10本と迫っていた今シーズンは、記録更新のプレッシャーも懸念されたが、5試合で10安打を放って一気に記録に並んだ。

プレッシャー感じさせず

春のリーグ戦は開幕から3試合で1安打とスタートが良くなかった。しかし最終的に17安打、打率.333を記録して117安打とし、秋の記録更新を射程圏に入れた。

そして今季、開幕で2安打を放つと開幕カード3試合で7安打を放ち、今週の早稲田とのカードでも2試合で3安打を記録、開幕5試合で10安打を放ち記録にならんだ。重圧がのしかかっていることは間違いないと思うのだが、現在打率.417、ハイペースでヒットを重ねる。

ただしこの日は2本のヒットとも高山選手らしい強い打撃ではなく、センター方向、レフト方向への軽い当たりだった。それでもヒットを打ちたいときに狙って打てる巧みさを示した。

 

プロスカウトも絶賛

高山選手のこの日の活躍や4年間の活躍に、プロのスカウトも絶賛している。まず記録に並ばれた横浜DeNAの高田GMは「1年春からけがなく4年間出続けなければならない。私が経験できなかった優勝を何度も達成していることが、記録をさらに価値あるものにしている」と、高山選手の凄さを話した。

視察した福岡ソフトバンクの小川編成育成部長は「走攻守全てにレベルが高い。センスもあり、即戦力。間違いなく1位」と評価、中日の中田スカウト部長も「しぶとくヒットを打つ安打製造機タイプ。選球眼もよくてうまくいけばプロで首位打者を狙える」と話すと、巨人の山下スカウト部長も「大きいのを狙うスイングでなく、引き付けてコンパクトにミートする。即戦力。走攻守3拍子揃った選手」と評価した。

今日は記録更新がかかり、そのあとは前人未到の領域で、記録を伸ばし続けていく。安打数、打率、そしてチームの優勝で輝かしい大学4年間を締めくくりたい。

2015年度-大学生外野手のドラフト候補リスト

2015年9月27日。1万人の観衆の前で、偉大な記録に手は届いた。初回に詰まりながら中前へ。3回の第2打席では初球を左前に流し打って127安打。ついに高田先輩に並んだ。

 高山 明治大学の重いブランドを背負っているので、1年目に比べたら成長したと思う。(127安打は)偉大な数字。自分を追い込むというか、モチベーションにしてやってきた。高田大先輩(の記録)は自分が超えなきゃいけないと思っていた。

ソフトバンク・小川編成育成部長「走攻守全てにレベルが高い。センスもあり、即戦力。間違いなく(ドラフト)1位」

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