今年の高校生のドラフト候補で、ドラフト1位候補と言えるのは、今のところ履正社の148キロ左腕・寺島成輝投手と東邦の藤嶋健人選手という事になるだろう。そして藤嶋選手は大会前の時点で、出場をする選手の中でNO.1と評価される。
プロは打撃に注目
藤嶋健人選手は、高校1年生夏の甲子園にエースとして出場をすると、144キロを記録した迫力のあるピッチングを見せ、投手として期待された。昨年秋の明治神宮大会でも最速146キロを記録して秀岳館を2点に抑えて完投勝利を上げ成長を見せている。
しかしその試合で、高校通算36号、37号の2本塁打を放ったが、ともに神宮球場スタンドの中段に飛び込むもので、阪神・北村照文スカウトは「あれだけバットが振れるのは魅力。うちの金本監督もそこを特徴に挙げていますし、その視点からも見続けていきたい。投手との両面で楽しみな選手」と話すと、中日・中田宗男スカウト部長も「体に圧倒的な力があるし、パンチ力もある。半端じゃない飛距離だし、勝負強い」と話し、打者・藤嶋として注目度が高まった。
2014年のドラフトで巨人に1位指名された岡本和真選手をも超えるのではないかと思わせるほどの右の大砲といえる。
投手としても成長
藤嶋選手は先日の練習試合で、このオフに磨いたフォームで投球し、変化球のキレが抜群に増した。そしてストレートについてもこだわり、「真っすぐにはこだわりたい。甲子園までにストレートの質を上げたい。ストレートがいいねと言われるような投球をしたい。」とセンバツではストレートを中心とした投球を見せてくれそうだ。
センバツでプロのスカウトが、投手としてか野手としてか迷いに迷う事になるような、投打で活躍を見せてほしい。
バンビ2世と必ず言われるが、まったく違う。松井秀喜選手や松坂大輔投手のような、甲子園の怪物と言われた選手の一人だと思う。
大会を視察していた阪神の北村照文スカウトは「あれだけバットが振れるのは魅力。うちの金本監督もそこを特徴に挙げていますし、その視点からも見続けていきたい。投手との両面で楽しみな選手」と評した。中日の中田宗男スカウト部長も「体に圧倒的な力があるし、パンチ力もある。半端じゃない飛距離だし、勝負強い」と舌を巻く。プロにとっては投手以上に魅力ある「打者・藤嶋」でもある。
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