DeNA、清宮・安田・田嶋より東投手を選択、競合しない戦略

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横浜DeNAは、清宮幸太郎選手、安田尚憲選手、田嶋大樹投手、東克樹投手の4人に1位指名を絞り込んでいたが、ドラフトでは東投手を1位指名し、唯一、抽選の無い球団となった。

戦略

1回目の入札で指名されていなければ、おそらく2回目の入札では、複数球団から指名があったと思う。その点も予想しDeNAは東選手を1位指名し、他球団に先制した。ラミレス監督は「なるべく競合しないようにという戦略はあった」と話した。

結果的にソフトバンクが3回の抽選を外しての指名となり、今年のドラフト会議で他球団も認める1位クラスの選手を獲得できたことは成功といえる。

力も評価

もちろん実力も高い。競合しないために選んだ選手という事ではない。

東投手は152キロの速球を投げ、リーグ戦で2度のノーヒットノーランを記録、侍ジャパン大学代表ではエースとして活躍し、今年の大学生投手のNO.1投手だった。ラミレス監督も「10勝できるポテンシャルがある。これでさらに10勝を上乗せできる」と話し、「優勝するためのピースに十分なれる選手」と絶賛した。

DeNAは石田投手、今永投手、濱口投手と左腕投手が先発陣を築き、今年日本シリーズ出場を決めた。2016年・今永投手、2016年・濱口投手はドラフト1位指名選手で、3年連続で左腕投手の1位指名となった。濱口投手もそうだったように、先輩から技術的にも戦い的にもアドバイスをもらい、東投手も1年目から活躍できる環境にあると思う。

元々は清宮選手など筒香選手の次の世代のチームの主軸の獲得を目指していた。しかし筒香選手の他に宮崎選手も成長し、ロペス選手も長い間活躍できそうで、清宮選手を獲得しても起用できるポジションを探すのは難しかった。さらに日本シリーズに出場が決まり、リーグ制覇を目指す段階としての指名となった。

ただし、いずれは筒香選手もロペス選手も抜けるし、宮崎選手も28歳で後継者は必要になる。リーグ制覇と将来と、どちらを選択していくのかのドラフトとだった。

2017ドラフト指名選手
横浜DeNAベイスターズのドラフト会議

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