西武、辻監督が前日にお願いで松本航投手単独1位指名

松本航

埼玉西武は、渡辺SDが高校生野手の指名も示唆していたが、辻監督が前日の24日にお願いをし、投手1本狙いとなっていた。

狙い通りの1本釣り

今シーズンは優勝をしたもののチーム防御率はリーグ最下位だった。ドラフト会議では投手の補強が良そうされたものの、渡辺SDは、「補強とドラフトは別」と話し、高校生野手の指名もうかがわせた。

しかし辻監督は「現状を考えた時、柱となれる投手が欲しい。昨日、投手とお願いした。」と話し、投手の1位指名をお願いしていたことを明かした。CSでソフトバンクに大差をつけられて日本シリーズ進出を阻まれた辻監督の言葉は重かった。

辻監督は「野手は必ず当たる可能性もない。松本君一本で決めていた」と話し、松本航投手の指名を決めていたという。松本投手は日体大で1年時から登板をし、4年で30勝、300奪三振を達成、巨人・菅野投手に並ぶ成績を残していた。そして西武は、担当スカウトが今年春の久米島でのキャンプから、夏の日米大学野球選手権、ハーレム国際大会にも視察をしていた。また、ドラフト前にも何度も松本投手の視察に首脳クラスが足を運んでおり、1位で指名するなら松本投手と決めていた。

松本投手は「リーグ優勝されて、素晴らしい選手がいるチーム。自分のまけないようにしたい」と抱負を述べた。辻監督も「体が強い。球が速く試合を作れる」と話し、念願の先発候補の獲得を喜んだ。

大学で4年間を順調に投げるのは並大抵の事ではない。1年生春から出るのも大変なことだし、4年間は長く途中で故障をする選手も多い。また4年間を投げたとしても、斎藤佑樹投手や東浜巨投手のように、4年時には力を落としてしまう投手もいる。しかし、松本投手は乗り切った。今年秋も投げ切り30勝を挙げた。また球速も今年に入って155キロを記録し、まだまだ成長を見せる。

松本投手は独特のゆっくりと足を挙げるフォームで間を作り、そこから一気に腕を振ると、ストレートはまだ高めも多いが150キロ前後の力のある球を投げる。そして魅力的なのはフォークで、コントロールでき空振りでストライクを取れる。大学生では東洋大・上茶谷大河投手と並び、試合を作れる即戦力先発型として評価されていたが、実績では4年間をしっかり投げ、30勝を挙げる松本投手が群を抜いていた。

多和田投手、今井投手などとローテーションに入る。強力打線の援護もあるが、投手で勝つ試合も増やし、そして来年のCSでは勝ち切って日本シリーズに進出したい。

2018年ドラフト会議 指名選手一覧


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