高校野球広島大会の展望(2018)と注目選手:ドラフト注目度B

高校野球ドラフトニュース 2018年ドラフトニュース 2019年ドラフトニュース

夏の高校野球広島大会が7月7日に開幕する。

昨年は広陵の中村奨成選手が夏の甲子園で6本塁打の大会新記録を作り、ドラフトでは広島と中日の2球団が指名し、広島に入団した。同じく広陵の平元銀次郎投手も左腕として注目され、この二人で甲子園準優勝を果たし、平元投手は法政大に進学をした。

今年はそこまでの注目選手はいないものの、投手、野手ともに素質の高い選手がおり、ドラフト注目度はB。

地区

昨年は広陵が優勝し甲子園準優勝、決勝では広島新庄に9-5で勝利している。秋は盈進が優勝し広島国際学院が準優勝、瀬戸内、尾道がベスト4と大きく入れ替わり、瀬戸内がセンバツ出場を決めている。

春は広島新庄が優勝をしたが、西城農が準優勝、ベスト4に市呉と呉港が入り、また勢力図が変わった。

他にも広島商、如水館、高陽東、広島工、尾道、国泰寺、崇徳などが甲子園出場を争う。

注目選手

現時点でドラフト指名が確実というような選手はいない。

その他の注目選手

広陵の森悠祐投手は、昨年夏の甲子園で147キロの速球を投げて注目された。そこで見せた制球難が克服されることを期待され1年がたったが、まだ、安定して任される投手になったという感じではなさそう。育てるのが難しそうなところはあるが、持っている素質は素晴らしい。その広陵では2年生の石原勇輝選手が春は背番号1をつけた。左腕投手で141キロを記録し、スローカーブで緩急をつける。

武田高校の2年生・谷岡颯太投手はこの春に148キロを記録した。ナックルカーブを武器に三振を奪う投手で新たなヒーローとして注目されそう。広高校の山上大翔投手は181cmの左腕で140キロを記録し、春は広陵を延長10回まで3点に抑えて勝利をもぎ取るなど本物。広島新庄の竹邊聖悟投手は162cmと小柄だがトルネードなど体の捻りで球速を捻り出し146キロを記録する。平田昂大投手は1年時に145キロを記録していたようだが、名前が聞こえてこない。

盈進の下江秀弥投手は142キロの速球を投げ、昨年秋の優勝の立役者、広島国際学院の井手元晋平投手は170cmと小柄だがサイドから138キロの速球と多彩な変化球を投げて打ちづらい。三次青陵の平本琉偉投手は175cmの右腕で143キロを記録、呉高校の中田光稀選手は捕手から転校し137キロを記録、変化球も徐々に増えてきている。

瀬戸内の山根彗生投手は180cmの右腕で130キロ後半を投げるが、昨年秋の準決勝で先発したものの4回途中でKO、センバツではリリーフで登板し打者2人を抑えた。センバツのエースは浴本一樹投手で、安定感がある。大竹高校の広谷烈投手は173cmながら130キロ後半の速球を投げ、西条農業の東森幹登投手も165cmだが伸びるストレートで春準優勝に貢献した。崇徳の玉木貴大投手は外野を守り長打力があるが、投手としても力のある球を投げ注目される。

打者では高陽東の黒川直哉捕手が注目される。183cm89kgの体からセカンドへの送球は1.82秒、高校通算19本のホームランも放っており、昨年注目された中村奨成選手を意識している。まだ成長過程にある捕手だが、中村選手のように夏にブレイクするかも。

瀬戸内の門叶直己選手は昨年秋に1試合4本塁打を打ち注目された。センバツでは4打数1安打だったが、さすがの打席での雰囲気を感じさせた。また、センバツで注目されたのは新保利於選手。選手宣誓もそうだが、ショートでの動きの良さ、打撃でも2ベースなど2安打を記録し、もっと見ていたい選手だった。プロを意識できる選手。瀬戸内では名原典彦選手も182cmのスイッチヒッターで、遠投115mの強肩に50m6.2秒のアスリート選手でこちらも将来が楽しみ。

広陵の高田桐利選手は昨年夏の甲子園でショートで出場し、打撃の良さを見せている。今年はセカンドの吉岡広貴選手との二遊間のプレーは見もの。如水館の吉原虎輝選手は狙った球を見逃さないスラッガーで高校通算は28本を超え、先月も1か月で6本塁打、また投げても140キロを記録するという事で身体能力が高い。広島新庄の高野智裕選手は178cmの左バッターで、今年春の特大の場外ホームランを放ち驚かせた。1番の古川智也選手も盗塁技術が高く、大きなリードから盗塁を決める。

武田高校の兵頭光稀選手はスイッチヒッターでどちらの打席でもほーうランを放つパワーがある。広島国際学院の中尾優選手は昨年夏に3者連続ホームランのうちの1本を打つなどパワーがある。盈進の佐山雄大選手は172cmと小柄だが長打力が光る。呉商の免田航汰選手はセカンドまでの送球が素晴らしい強肩捕手、世羅高校の下崎誠也選手は強肩の遊撃手で守備で投手を救う。呉工の角戸大将選手もミート力が高く高い打率を残せる選手。尾道東の倉谷亮太選手は投手としても130キロ中盤だが、打っても4番で長打力を見せる。

下級生では広島新庄の桑田孝志郎投手が最速144キロを記録、1年時から順調に成長を続けている。木村優介捕手は春に左右にホームランを放ち、高校通算22本に、また捕手でもセカンドまで1.9秒台の送球を見せ、捕手の系譜を継いでいく。広陵の鉤流大遂選手は中村選手の控え捕手だったが、出場機会が増えて注目され始めた。如水館の山下尚選手もセカンドまでの送球が正確で素晴らしい捕手で打撃も期待できる。尾道の井上愛斗投手は変化球中心から球威を増したストレートで勝負できるようになった。

優勝予想

広島新庄が強さを見せるものの、広陵、広島工、高陽東、崇徳、瀬戸内、盈進、広島商などがノーシードという怖さがあった。その中で広島新庄のブロックはもう一つのシードの如水館、そしてノーシードから広島工業が入った。

広陵は西条農と大竹のブロックに入り、最も警戒されるチームとなりそう。呉工、呉がシードのブロックには、盈進、広島商、瀬戸内、近大福山、尾道が集まり、広と呉港のブロックには、高陽東、崇徳、総合技術などが集まり、激戦ブロックとなっている。

どこが勝ってもおかしくないし、どこが勝っても楽しみなチームと言えるだろう。

2018年度以降-高校生-広島県のドラフト候補リスト

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
シェアする
ドラフト会議ホームページ2024 Draft home page

コメント