高校野球愛媛大会の展望(2018)と注目選手:ドラフト注目度B

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夏の高校野球愛媛大会が7月10日に開幕します。大きな被害が出ており、災害に遭われた方に、心よりお見舞い申し上げます。

昨年はドラフトで指名された選手はいなかった。今治西の藤原拓実投手、伊予高校の西川泰生投手、西条の山本隆偉投手が145キロ超の球を投げていたが、藤原選手はJFE西日本に進み、西川投手、山本投手については今のところ進路はわかっていません。

今年は昨年から注目されている大型右腕の動向が気になる他、創部3年目のチームからもドラフト候補が登場しており、ドラフト注目度はB。

地区

昨年夏は済美高校が10-3で帝京五に勝利して甲子園に出場した。秋の新チームでは松山聖陵が優勝、そのままセンバツにも出場して注目された。準優勝は西条、ベスト4には小松、済美が入っている。

そして春は聖カタリナ学園が優勝、済美が準優勝。ベスト4に新田、宇和島東が入った。聖カタリナ学園は創部3年目のチームで3学年がそろったこの春に優勝をし、非常に勢いに乗っている。松山聖陵のエース・土居豪人投手も聖カタリナに入学し途中で転校している。

その他、松山商、川之江、帝京五、今治西、小松、松山北などが優勝を争う。

注目選手

その松山聖陵の土居豪人投手は189cm80kgの長身右腕で、最速は148キロを記録している。転校をしたために2年生の秋までは出場が禁止されていたが、秋に公式戦で登板解禁となると、長身からの144キロの速球を見せ、チームを甲子園に導いた。

センバツでも注目投手に挙げられたものの、初戦の近江高校戦で先発も6回途中まで11安打で8失点と苦しい投球となった。その後、球速を伸ばすものの、成長痛による股関節の痛みがあるなど、長身投手の宿命にも接している。身体の成長が安定し、そこからフォームをしっかりと固めていくことができれば、先輩のアドゥワ誠投手のようにプロの1軍で登板する投手になるだろう。

その他の注目選手

投手では、八幡浜高校の田中大成投手が182cmから143キロの速球を投げる右腕で、スライダーなど変化球の切れも良く評価が高い。今治工の檜垣柊志投手も184cm83kgの恵まれた体があり、高校入学と同時に捕手かた投手に転向し、139キロを投げる県屈指の投手となった。

安定した成績を残している済美は171cmと小柄だが142キロの速球を投げ、スタミナも十分の山口直哉投手がエース、新田高校は177cmから141キロの速球を投げる田井惣士が力を見せてくれそうだ。そして聖カタリナ学園は、新保雄太郎投手が138キロを投げる右腕で、また、2年生の田中拓磨投手はすでに140キロを超す速球を投げる右腕。2枚看板がそろう。

今治西は2年生の2枚看板、背番号1をつける沢田和希投手は右のエースで背番号1、村上滉典投手は外野手として出場するが、左からのストレートはチームNO.1。そしてこの二人を3年生の星加健杜捕手がリードする。宇和島東は3年生の左腕2枚看板で、180cmの内田健太投手は線が細いものの、今年春に今治西から12三振を奪ったキレのある球を投げ、菊池来樹投手は制球力を武器に打たせて取るピッチングを見せる。西条高校の清水克洋投手も勢いのある球を投げ、評価が高い。

打者では済美の池内優一選手が180cm84kgの体がある三塁手で、守備でも打席でも打球や投球に柔軟に対応できるセンスがある。また足もあり外野も守る。日刊スポーツのピカイチ選手にも選ばれた。

松山聖陵は富里尚史選手が50m5.8秒の足があり、中学時代は100m11.4秒を記録、沖縄で4位となった足がある。平良倭麻捕手が強肩と50m6.0秒の足がある。二人はセンバツで3番、4番を打ち、ともに2安打を打っている。

小松高校の播田大和選手は強肩と50m6.1秒の足がある選手、サードを守っていたものの正捕手が故障し、現在はマスクを被り捕手としても成長をしている。宇和島東の上甲凌大選手は180cmの大型強肩捕手、打撃でも期待されている。

川之江の宇都慎之介選手は169cmと小柄だがチームの主軸を任され、鋭い打球を飛ばす。聖カタリナ学園の大森貴仁選手も162cmと小柄だが、4番バッターとして絶大な信頼があり、春の四国大会では12打数7安打4打点の成績を残す。捕手としても多くの投手をリードする。

他の下級生では、松山商の2年生・佐藤勇斗選手がホームランを打ち始め、夏は一塁に入り主軸を務めそう、大村玄選手も同じくホームランが出始め、外野手として主軸を務めそうだ。新田高校の澤田康平投手は182cmの左腕で、打撃も評価が高い選手。

優勝予想

聖カタリナには勢いがあるものの、安定した力を見せ続ける済美、本格的な能力のあるエースのいる松山聖陵、試合巧者の今治西などがおり、予想は難しい。

組み合わせでは勝ち上がれば新田が初戦で松山聖陵と対戦、西条のブロックには松山商がおり、済美のブロックでは初戦でいきなり八幡浜と帝京五が対戦、松山東や東温、川之江などがひしめく。聖カタリナ学園も、初戦はいきなり今治工と対戦となるかもしれず、今治西と宇和島東も初戦で対戦と、初戦から強豪同士の戦いになりそうな、運命のいたずらのような組み合わせとなった。

この序盤でしっかり勝って、勢いに乗るチームはどこか。注目したい。

2018年度以降-高校生-愛媛県のドラフト候補リスト

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