横浜DeNAドラフト1位ルーキー・今永昇太投手が6度目登板で初勝利

横浜DeNAルーキーニュース

横浜DeNAのドラフト1位ルーキー・今永昇太投手が6度目の登板でようやく初勝利を挙げた。ルーキー全体で初白星を挙げていた広島ドラフト2位・横山弘樹投手に投げ勝ち、また大学生ドラフト1位投手で一足先に勝利を挙げていた原樹理投手に並んだ。

5試合33回で防御率2.45

今永昇太投手は今シーズンの横浜スタジアムの開幕戦で先発をして以来、ローテーションをしっかり守りこれまで5試合に登板、防御率は2.45でリーグ5位の成績を残しているものの、登板した33イニングで味方打線の援護はわずかに2点だけ、5試合で0勝4敗という成績が残っていた。

「粘れない自分が悪い」と話していた今永投手だったが、東都でライバルだった原樹理投手に初勝利を先に挙げられて悔しさも感じていたと思う。この日は7回125球を投げて6安打9奪三振で無失点、最速145キロのキレの良い速球に右打者のインコースに曲がるスライダーと外角に抜けていくチェンジアップを織り交ぜ、広島打線にスキを与えなかった。「勝つことがこんなに大変だと思いませんでした。」と話した。

この日は広島のドラフト2位ルーキー・横山弘樹投手が先発した。3月31日に初先発初勝利を挙げている横山投手についても多少意識をしていたと思うが、やはり先日勝利を挙げていた東京ヤクルトドラフト1位の原樹理投手に対する気持ちが強いと思う。

ライバル・原樹理

原樹理投手とは昨年秋に東都の1部2部入れ替え戦で投げ合い、初戦は両投手譲らない投手戦を今永投手が制したものの、原投手が2戦目もリリーフで登板し1勝1敗とすると3戦目も登板、再び投げ合いとなったが今度は今永投手が6回途中9失点でノックアウトされ、駒澤大は2部に降格となった。前年秋に日本一になったプライドが崩された。

その原樹理投手がドラフト1位で同じセリーグの東京ヤクルトに指名されると、お互いになかなか勝利を挙げられなかったものの原投手が先に勝利を挙げる。すると今永投手は「PKみたいなもの」と、投げる順番で原投手が先に勝利したに過ぎないとライバル心を示した。

この1勝で妙な雰囲気からは解放される。今の球を投げ続けられれば、間違いなく結果はついてくると思う。セリーグの新人王争いは原投手の他にも阪神の高山俊選手がいる。高山選手とは3年秋の明治神宮大会決勝で対戦し、駒澤大が勝利して優勝をしている。

次週は阪神戦での登板が有力で、まずは高山選手と対戦となる。この日完封勝利した岩貞祐太投手との投げ合いとなりそうだ。岩貞投手は同じセリーグの左腕で防御率は0.65、奪三振数55とリーグトップ。ライバルとの戦いはこれからも続いていく。

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 「勝つことがこんなに大変だと思いませんでした。広島に勝ったというよりは、過去の自分に勝った感じ。やっと自分も開幕できました」

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