横浜DeNA、濱口投手が10勝、細川選手が2試合連続弾

横浜DeNAルーキーニュース

横浜DeNAはドラフト1位ルーキーの濱口遥大投手が10勝目を挙げ、ドラフト5位の高校卒ルーキー・細川成也選手が2試合連続となるホームランを放った。

10勝

濱口投手はルーキーで新人王の目安となる10勝を挙げた。この日先発をすると、4回に同点に追いつかれるホームランを許した。しかしそこから三者連続三振を奪いと、4回から7回まではノーヒットに抑え、7回4安打1失点で10勝目を手にした。

昨年までは神奈川大で150キロを投げる左腕として注目されており、リーグ戦でも素晴らしい投球を見せていた。反面、序盤に大きく失点する試合もあり、ドラフト後の大学最後の登板となった関東大学野球選手権の共栄大戦では、1アウトしか取れずに5失点し、1位指名した横浜DeNAのファンからも不安の声が挙がっていた。

しかし今シーズンは4月に2勝1敗、5月に1勝3敗だったが6月に2勝、その後も7月に1勝、8月に2勝、9月に1勝、そして10月に1勝と、シーズンを通して投げ、勝ち星を積み重ねてきた。敗戦も6敗で貯金を4つチームに作り、大事な試合での好投も光った。

田中正義投手や柳裕也投手、佐々木千隼投手など大学生投手が注目された今年のルーキーの中で唯一10勝を挙げた。中日の京田陽太選手が球団記録などを塗り替える活躍を見せているが、10勝しCS出場にも大きく貢献した濱口投手の活躍は大きい。

2試合連発

ドラフト5位ルーキーで、明秀日立出身の細川成也選手はこの日、逆方向となるライト方向へホームランを放ち、1軍デビューをした前日に続いて2試合連続ホームランを放った。

細川選手は今年のキャンプで、ものすごいスイングからの打球の飛距離が話題となり、1軍キャンプに抜擢されると阪神との練習試合でバックスクリーンへホームランを放った。その後はファームでプレーし、2軍では114試合に出場、打率.201、33打点、10本塁打、182三振という結果だった。しかし10月3日に1軍初出場の第1打席でバックスクリーンに3ランホームランを放つと、この日、デビューから2戦連発となるホームランを放った。しかも2試合とも決勝点となる貴重なものだった。

小さく構え、甘い球を思い切り振りぬく。溜めた力ではじき返すような感じで、センター方向、ライト方向にも運んでいく。中日の平田選手のような怪力選手のホームランという感じ。まだ球種をはり、思い切り振っているという事で、怖いもの知らずによる当たりという感じ、今後、投手の攻めなどを経験し、乗り越える壁も出てくると思うが、やはりこの2本のホームランは衝撃的で、将来を期待せざるを得ない。

ルーキーが戦力となり、将来の希望の光となる横浜DeNA、今年のドラフトでもこのような選手を獲得できるか楽しみ。

「9勝してから、大事な試合でなかなか勝てなかった。良い形で終われてよかった」

1―1の5回に阿知羅の真ん中高めへの直球を右翼席中段に叩き込み「バットをいい感じに出すことができた結果、逆方向に飛んでくれた」と笑顔。プロ初打席初アーチを放った高卒新人で、デビュー戦から2戦連発は史上初。前日の同戦で初昇格させたラミレス監督は「彼の本塁打で勝てた。素晴らしいパワー」とうれしそうだった。

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