山下舜平大投手、宮城大弥投手と、高校卒の若い投手の活躍が目立つオリックス先発陣に、18歳のドラフト3位ルーキー・齋藤響介投手も加わることになりそうだ。
盛岡中央で152キロ
齋藤響介投手は盛岡中央高校で、2年夏の岩手大会ですでにエースとして投げており、3年夏には最速152キロを記録すると、準決勝で佐々木麟太郎選手のいる花巻東を9回7奪三振2失点に抑えて完投勝利した。決勝では敗れたものの、まだ細い体から140キロ後半の伸びのあるストレートが注目された。
ドラフト会議では3位で優勝チームのオリックスに指名された。担当した内匠スカウトは「高校生の頃から質のいい伸びのあるストレートを投げていて、それが指名する決め手でした。177センチ、72キロと細い体ながら馬力があり、変化球もカットボールなどいい球を持っています。」と評価し、高評価でプロ入りを果たした。
今年はルーキーイヤーながら2軍で11試合に登板し、8月19日に一度1軍に昇格するも登板がなく一旦ファームに戻った。しかしこの日は予告先発を受けて1軍に昇格すると、埼玉西武を相手に4回2安打3奪三振で無失点。球速は150キロを記録し、73球中51球がストレート、平均球速も146.2キロと速いストレート中心の投球を見せた。
現在はプロスカウトを担当している内匠氏は「まだまだこれからといった感じですが、一年目もケガ無く順調にやってくれて、これからどう化けてくれるか非常に楽しみな存在です」と齋藤選手について話した。
山本由伸投手が高校卒でドラフト4位で指名され、高校卒1年目で登板をすると、2年目にはリリーフとして32ホールドを挙げて一気に球界を代表する投手になっていった。宮城投手も2年目に先発で13勝4敗の成績を挙げ、山下舜平大投手も2年目までは1軍の登板が無かったが、3年目の今年に9勝3敗と一気に駆け上がった。
齋藤投手もケガ無くゆけば、おそらく来年の今頃には1軍で良い結果を積み上げているのではないかと思う。
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