社会人野球日本選手権では、オリックスからドラフト6位で指名されたJX-ENEOSの左澤優投手がJR東日本東北戦の8回途中から登板し、1回1/3を投げて5失点と炎上した。しかし、オリックスに指名された社会人選手は、ドラフト後のこの大会で炎上をしているがプロでは活躍をしている。
9回に5失点
JX-ENEOSで左のリリーフとして投げている左澤優投手はこの日、先発の大場遼太郎投手が7回まで無失点で抑え1-0とリードをしていた8回、同点とされてなおもノーアウト3塁のピンチでマウンドを託されたが、勝ち越し点を与えてしまう。そして9回のマウンドにも挙がると、5本の長短打を浴びて5点を失った。
1回1/3を投げて5安打5失点で点差を着けられ、マウンドを柏原史陽投手に譲り、社会人野球の最後の登板は苦いものとなった。「ただただ、ふがいない。会社に成長させてもらった恩を返すことができなかった」と話した。試合は1-7で敗れた。
オリックスファンにとっては不安になる内容だった。しかし希望もある。2016年のこの大会で、オリックスが大会前のドラフト会議で1位で指名した山岡泰輔投手が、1回2/3を投げて6失点と炎上をした。しかし、プロ入りした翌年は8勝を挙げた。また、昨年もドラフト1位で指名したJR東日本の田嶋大樹投手が、先発して6回1/3で3失点し負け投手となっている。
社会人野球最後の登板で結果を出せず、これで社会人野球を卒業するのはつらいかもしれないが、この登板をきっかけにプロには気を引き締めて進むことになる。プロで結果を出し、後輩をどんどんプロ野球へと導けるような投手になってほしい。
2018年社会人野球日本選手権のドラフト指名選手&2019ドラフト候補
「ただただ、ふがいない。会社に成長させてもらった恩を返すことができなかった」とうなだれた。チームも出場4大会連続で初戦敗退となった。
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