日立製作所・生井惇己投手が復活の雄叫び投球で1回無失点

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昨秋の日本選手権を優勝した大阪ガスに、日立製作所が4−1で勝利した。慶応大4年時にトミー・ジョン手術を受けていた生井惇己投手が、昨年8月以来の登板で1回無失点。

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「まだ6割」

4−1とリードして迎えた9回、日立製作所で公式戦初采配の林監督は、ピッチャー・生井を審判に告げた。8回を抑えた時点でベンチからは「後は生井に託そう!」と声がでており、ベンチも一つとなっての生井惇己投手の登板だった。

投球モーションに特徴があり、投げる時に雄叫びをあげる。慶応大で強気な投球でリリーフとして東京六大学で実績を積んだ強気なピッチャーで、この日も投げるたびに大きな声を挙げた。

得意のインコースへのクロスファイアも見せた。先頭の野口海音選手を詰まらせてセカンドゴロに打ち取るった。しかし続く打者には四球を与えると、内野手のエラーと再び四球で1アウト満塁とする。それでも、同じ慶応大でプレーしていた1番の橋本典之選手をセカンドゴロの併殺に打ち取り、1回ノーヒット2四球で無失点に抑え、リリーフとして結果を残した。「最初は高揚感じゃないけど、少し力んだ部分がありました。でも去年の日本一相手に最後まで踏ん張れた。」と話した。

生井投手は大学4年春にトミー・ジョン手術を受け、昨年8月の関東リーグの予選で1回を投げたものの、昨年の登板はその1イニングのみで、この日は社会人野球での本格的なデビューとなった。「皆さんの前で投げられてよかった」と話し、「ようやくチームの一員になれたのかな。これから皆で一つずつ勝利を積み重ねていきたい」と話した。

この日は球場のスピードガンでは141キロだったが、自分のガンでは144キロを記録した。「まだ6割ぐらいですけど。と話した生井投手、プロについては「プロに行きたい気持ちはあるけど、今は投げられることに感謝しています。このまま状態が上がって、都市対抗で活躍した結果がプロだと思うので、そこは意識しすぎないように投げたい」と話した。

林監督は「当面は最後の締めで起用しますけど、ゆくゆくは先発で」と話し、先発としての登板を期待している。今年1年間でどこまで上げていけるか、注目したい。

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日立製作所・林新監督、昨秋日本選手権覇者・大阪ガス撃破し初陣飾る 復活登板の生井は“セーブ” - スポニチ Sponichi Annex 野球
 価値ある1勝だ。昨冬、ヘッドコーチから昇格した林治郎監督(50)率いる日立製作所が、昨秋の日本選手権覇者・大阪ガスに競り勝ち、公式戦初采配初勝利を飾った。「相手は不足ないどころか、十分すぎたけど。新チームになっての積み重ねができたかなと思います」と声を弾ませた。
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