北海道日本ハムは創価大とプロアマ交流戦を行い、来年のドラフトの超目玉・創価大の田中正義投手が先発すると、5回で7つの三振を奪うピッチングを見せた。
栗山監督「明日1軍でも」
田中正義投手は初回、先頭の宇佐美塁大選手(広島工・2012年ドラフト4位)から最速151km/hの速球で空振り三振を奪うと、2回には岡大海選手(明治大・2013年ドラフト3位)の時に日本ハムのスピードガンで153km/hを記録した。5回を投げて4安打1失点も7奪三振と、6月に行われた侍ジャパン大学代表壮行試合で4回8奪三振に続く結果を残した。
創価大・岸監督は「最近はずっと調子が悪かったけど、今日はよかった」と話した。しかし視察した北海道日本ハムの今成スカウトは「調子が上がっていないというけどモノがモノ。80%のボールが一級品だった」と評価した。栗山監督も急きょ視察に訪れ「明日、1軍のどこかの試合で投げていてもおかしくない。それくらいいい投手」と絶賛した。
田中投手も「指にかかったストレートがコースにいけば、ある程度打ち取れた。」と話し、ファールや空振りが多かったことについて「速く感じてくれたんだなと思った」と話した。
日刊スポーツ1面
田中投手のピッチングについて栗山監督は「剛かと思っていたけど、しなやかさも持っている」と評価している。また対戦した岡選手も「なかなかコースに決まると難しい。もっと力で押してくるのかなと思った」と話した。速球を真ん中高めに投げても勝負できるが、調子の悪いこの日のような状態でもコーナーに速球を決めて抑えることもできている。田中投手のすごさを改めて感じさせる。
ほかにもすごさを感じさせる。8月22日は日刊スポーツがプロ2軍との交流戦にも関わらず、田中投手を1面に持ってきた。8月26日に行われる侍ジャパンU18代表との壮行試合で、清宮幸太郎選手やオコエ瑠偉選手と対戦する可能性があるため、そのための話題作りと考えられるが、来年のドラフト候補である田中投手を1面に取り上げたことで、注目度は増している。
2016年は田中正義、2017年は清宮幸太郎、マスコミもドラフト会議に注目するが、ほかにも二人に迫るような選手がいる。これからも多くの選手に注目していきたい。
試合では最速153キロの直球を軸に7奪三振。「指にかかった直球がコースに行けばある程度は抑えられる」と、6月29日のNPB選抜戦の4回8奪三振に続いてプロを圧倒してみせた。創価高の先輩でもある日本ハム・栗山監督は東京ドームでのナイター前に視察に訪れ「あした、どこかの(プロの)試合で先発していても不思議ではない」と絶賛していた。
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