東京大・宮台康平投手が好投したものの、また報われなかった。2試合連続で0-1のサヨナラで2敗目。
早大戦に続き
先週の早稲田大との開幕ゲームで東大の宮台康平投手は、4安打13奪三振の快投で8回まで無失点に抑えながらも、9回に不運な当たりでサヨナラ負けを喫した。
そしてこの日の明治大戦でも、プロ注目の明大・柳裕也投手と投げ合い、この日は8安打4奪三振と粘りの投球で8回まで無失点に抑えた、しかし9回にサヨナラスクイズで敗れた。
この日の最速は143キロを記録、疲れもあってか6回以降は毎回ランナーを背負ったものの、「球威が落ちてくるのはしようがない。ここというところでギアが上げられるかが勝負」と話し、得点を許さなかった。明治大の善波監督も「ところどころですごいボールが来ている。スタミナも球質も上がって手ごわいピッチャー。」と話し、「もう一回、やりたくないです」と口にした。
プロ入りについて
東大法学部に在籍する宮台投手は、将来、国を動かしていくような仕事をしそうな所もあるが、プロ野球入りについて「魅力を感じているところではある。昨年秋ごろからこのまま成長すればいけるんじゃないかと思い始めた」と話し、プロ入りの可能性も示している。
東京六大学リーグを代表する左腕投手となった宮台投手、今年は侍ジャパン大学代表入りも期待されている。そして来年のドラフト会議では上位候補として名前が挙がってくる可能性が高くなった。
2014年のドラフトで千葉ロッテにドラフト2位で指名された田中英祐投手を上回る順位でプロ入りするか、注目したい。
勝ち星にこそ恵まれないが、8回1/38安打1失点と2試合連続の好投は色あせない。この日は奪三振こそ4にとどまったが、最速143キロをマーク。6回以降は毎回走者を背負ったが、「球威が落ちてくるのはしようがない。ここというところでギアが上げられるかが勝負」ときっぱり。伸びのある速球を軸に、クレバーな投球術が進化の証しだ。
コメント