東大・宮台康平投手が慶応大に勝利、146キロ記録し巨人、広島、DeNAなど6球団注目

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東京六大学リーグでは、東京大が5-2で慶応大に勝利、エース・宮台康平投手が復活に近い投球で2季ぶりの勝利を挙げ、東京六大学通算5勝目となった。

146キロ

慶応大の大久保監督は試合前、ブルペンで投球する宮台康平投手の投球を見て「ヤバいな、まとまっていたから苦戦するだろうな」と思ったという。先発した東大の宮台康平投手は、前週の立教大2回戦で2回までに6失点したことを反省し、立ち上がりに集中をしていた。

その立ち上がり2回を無失点に抑えると、3回に2失点したもののその後は最速146キロのストレートと変化球を巧みに織り交ぜ、奪った三振はわずか1つだが打たせて取る粘りの投球を見せた。9回158球を投げ切り、8安打4四死球も2失点に抑えた。

味方打線が慶応大の投手陣を攻略し5点を奪い5-2で勝利した東大、宮台投手は2016年秋に立教大戦で1イニングに登板して1勝を挙げて以来のリーグ通算5勝目を挙げた。

3年春の状態に

宮台投手は昨年の春に早稲田大、明治大戦でわずか1失点に抑える好投を見せ、立教大、法政大からは勝利を挙げた。この時のピッチングによってドラフト候補として今年春から注目されるようになった。しかし昨年秋に肩を痛めると、この春は負担を減らすフォーム改造をしたもののうまく行かず、春のリーグ戦は四死球を連発し、短いイニングで大量失点を繰り返して、シーズン後半は登板しなかった。

この秋は3年春の状態にどこまで戻るかどうかがポイントで、この日は6球団のスカウトが視察をしたが、巨人の岡崎スカウト部長は「フォームのバランスも良かったし、真っすぐもチェンジアップもよかった。去年の春に近づいてきているんじゃないか」と話した。広島・高山健一スカウトも、「先週よりもバランスは悪くないし、打者との駆け引きがうまくできている。」と話す。

また横浜DeNAの吉田編成部長も「今まではちょっと角があった感じだったけど、まろやかになった感じだね。コントロールも安定してまとまっていた」と話し、「貴重な左腕だからリストに入ってくる」と話し、石田健大投手、今永昇太投手、濱口遥大投手を獲得し左腕王国をつくった吉田部長の目にも留まった。

とにかく思い切り腕を振れていることがなにより素晴らしく、肩のケガの怖さは、ほぼ感じられなくなったのだろう。150キロを記録する左腕投手は貴重で、ドラフト会議では指名はありそうだが、プロ入り後にまた体をしっかり作って育てていく左腕だと思う。

2017年度-大学生投手-左投のドラフト候補リスト

直球は最速で146キロを計測し、2失点で完投。ネット裏で視察した6球団のスカウトにも猛アピールし、DeNAの吉田孝司スカウト部長は「貴重な左腕だから、(ドラフト候補)リストに入ってくる」と評価した。

長かった不調を抜け出して2季ぶりに勝利投手となり、久々に笑顔を見せた。東大の宮台は8安打2失点で完投し「チームとして久しぶりの勝利。それが一番うれしい」と158球の力投を喜んだ。

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