日体大・矢澤宏太投手の今年初登板に巨人・阪神・中日など5球団と侍ジャパンの栗山監督が視察

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最速150キロの速球を投げる日本体育大の矢澤宏太投手が、東京ガスとのオープン戦で今年初となる登板をした。この試合には5球団のスカウトが視察し、巨人、中日などが評価をしている。

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147キロを投げられるのは素晴らしい

この日は4回から矢澤宏太投手が登板すると、初回は東京ガスの笹川選手をストレートで空振り三振にとるなど、最速147キロの威力ある速球を投げ込んだ。

しかし2回には先頭打者がエラーで出塁すると、バントシフトのサインプレーに失敗してピンチを広げ、その後、連続押し出し四球などで2失点。結局、3回を投げて3安打2奪三振3失点という内容だった。

「真っすぐは70点ぐらい。自信を持って投げられる真っすぐをテーマにしてやってきて、ある程度はできた。ファウルも空振りも取れたが、ランナーを出してバントの守備の時に三塁手が出てくるタイミングとかうまく合わなくて、まだ自信を持てなくて打たれている訳ではないのに、ピンチで変化球に頼ってしまった。変化球中心に変えてコントロールを悪くしてしまった」と話す矢澤投手、それでも、「今まで自分の速球に自信を持てなかったので、そこに関しては良かったなと思います」と話した。

またこの日は特別ルールで、9回に代打で打席に立ち、結果はショートゴロだった。

この日は巨人、中日、阪神など5球団のスカウト、また侍ジャパンの栗山監督が視察をした。

○巨人・榑松スカウト次長:「初戦で147キロを投げられるのは素晴らしいと思います。腕の振りも良かったですね」

○中日・音チーフスカウト:「今日は力んで横のスライダーが滑ってなかった。打者としてのセンスもある」

○栗山監督:「すごい楽しみ。野球選手としての姿がいい。投げ始めで精度は良くなかったが、腕の振りとか球の切れとか楽しみ」

矢澤投手はストレートの威力も十分魅力だが、消えると言われるスライダーが素晴らしく、この2種類がそろうと力を見せつけられる形になる。まずは初戦の投球でストレートはある程度納得したものを投げられていたようで、今後は変化球の精度を磨いていく。

春季リーグ戦では12球団のスカウトが視察に訪れることになるとみられる。そして、打撃でも注目されることになりそうだ。

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9回は特別ルールの代打で打席に立ち、遊ゴロに倒れた。「4番・右翼」で出場したチーム初戦の桐蔭横浜大戦に続いて視察した中日は、音チーフスカウトが「きょうは力んで横のスライダーが滑ってなかった。打者としてのセンスもある」と評価した。

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▽巨人・榑松伸介スカウト次長(矢沢の投球に)「(対外試合)初戦で147キロを投げられるのは素晴らしいと思います。腕の振りも良かったですね」

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それでも、視察した巨人・榑松スカウト部次長は「最初の対外試合の最初のイニングに147キロを出していた。力があったし、腕の振りは素晴らしい」と素材の良さを認めていた。

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「自信を持って投げられる真っすぐをテーマにしてやってきて、ある程度はできた。ただ、(走者を)出して、バントの守備の時に、三塁手が出てくるタイミングとか、うまく合わなくて、(四球を)出したり、変化球中心に変えてコントロールを悪くしてしまった」

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