【2023新入団選手発表】北海道日本ハムの新入団選手の推定年俸・背番号と活躍予想

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北海道日本ハムは11月26日、新入団選手の発表を行った。選手の推定年俸、背番号、現在地と将来の活躍のイメージを予想してみます。

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北海道日本ハム2023年入団選手一覧

順位選手名位置出身身長体重投打契約金年俸背番号
1細野晴希東洋大180/86左左10000130029
2進藤勇也上武大182/90右右8000110033
3宮崎一樹山梨学院大184/84右右500090036
4明瀬諒介鹿児島城西高183/87右右350053065
5星野ひので前橋工高182/84右右250053068
育1浜田泰希京都国際高189/73右右300260111
育2平田大樹瀬田工高181/70右左300260112
育3加藤大和帝京大可児高190/79左左300260113

 新人選手の横顔

ドラフト1位・細野晴希選手 期待度1年目:☆☆☆☆ 3年目:☆☆☆☆☆

バランスの良いフォームから158キロの速球を投げる左腕投手で、スライダーなどの変化球でも空振りを奪い、先発で2桁奪三振が期待できる投手。チェンジアップやカーブなど緩急も着けられるようになってきている。

制球の課題が指摘されるが、全くストライクが入らなくなるという事ではなく、微妙な変化球がボールと判定されることでカウントを悪くし、それによって甘くなって打たれるというもの。プロだとストライクゾーンは厳しくなる反面、そこで勝負できる球の力があるので、それほど心配をしていない。

1年目は成長の年という雰囲気になっているが、ファームでも5月くらいには結果を出し、オールスター前には1軍で投げていそうだ。そして1軍でしっかりとストライク先行の投球ができるようになれば、15勝など爆発的な結果を残すことができそうな投手で、将来メジャーを意識できる左腕投手だと思う。

ドラフト2位・進藤勇也選手 期待度1年目:☆☆ 3年目:☆☆☆☆

プロでも屈指の強肩捕手に入ってくると思う。守備面では捕球の部分や体のモーションの部分でもう少し磨く部分があると思っており、1年間は課題への取り組みを行うだろうと思う。

打撃に関してはあまり期待はしていない。大学では4番を打っており、外野の頭を超す打球を飛ばすことができるが、プロで特に打てる捕手という感じにはならないと思われ、打率は.220くらいとで推移するのではないかと思う。ただし、ディフェンスの課題をクリアできれば、ソフトバンクの甲斐捕手を超えるようなチームに貢献することがで期待できる。

ドラフト3位・宮崎一樹選手 期待度1年目:☆☆ 3年目:☆☆☆☆

侍ジャパン大学代表で12月、6月と50m走でトップとなった。6秒0前後の俊足は非常に魅力。そして打撃のコンタクト、強さも持っており、20本、20盗塁が期待できる選手。打撃に関しては後一皮という所まで来ており、打率3割もクリアできると思っている。

ベンチマークとしては陽岱鋼選手か、陽選手より長打の期待ができる感じで、1番センターかライトで期待したい。当面は五十幡選手をターゲットに、打撃で出塁できるところをアピールして1軍を目指したい。

ドラフト4位・明瀬諒介選手 期待度1年目:☆ 3年目:☆☆☆

高校通算49本塁打の長打力は、今年の高校生の中で屈指。日本ハムの中でも野村選手くらいの飛距離は期待できる。また152キロを投げる肩の強さもあり、体にパワーがある選手。ただし、その守備はファーストがメインで、できればその肩を活かすポジションにという検討は常にされるだろう。

一塁手や三塁でやっていくのなら野村佑選手がライバルとなる。野村選手よりも高い精度で打撃ができるかがポイントとなりそうだ。また肩を活かして外野にいくのなら、万波選手、松本選手という天才がおり、センターは五十幡選手、宮崎選手とリードオフマン系の選手がいるので高い壁ではあるが。まずは今川選手の役割を代わってゆき実績を伸ばしたい。

ドラフト5位・星野ひので選手 期待度1年目:☆ 3年目:☆☆☆

右の外野手できれいなアーチを描く選手で、マン振りではなくスイングスピードの速さで球をスタンドに持っていくような右のスラッガー。まずはプロのスピードにどれだけついていけるかで、特にコーナーギリギリのところをどのように対処して、甘い球を持ってこれるか。

まだ課題は多いものの、肩もある選手で足は速いとまでは行かないが遅くはない。百方向にも上手くヒットができる選手で、松本選手のようなコンタクトを重視するか、それともこの逆方向をスタンドに運べるまで持っていくか、スタイルを選択していくことになりそうだ。

育成指名選手

浜田泰希選手は188cmの大型選手だがホームランを大量に打つという感じではなく、投球に対応して強い打球を打つタイプ。ただし、打撃に関しては相当粗い感じで、体を大きく開いてインコースを打ったり、バットを投げ出すような形でヒットを打ったりする。この打撃で大成するとしたら天才的なものを持っている選手ということになる。また外野で出場しているが内野を守れる選手として指名しており、投打の大きな課題がある中で、どこまで克服してくるか。

平田大樹選手はその天才感、スター性を持っている選手で、打席から走塁などで動きの良さを節々に感じさせる。足もあり長打力もあるが、体重を10kg増やして80kgにしてからが勝負か。

加藤大和投手は190cmの左腕投手で、大型だがフォームのバランスが良く腕を柔らかくしならせる。制球も良く変化球も使える。ストレートが130キロ中盤くらいが多く、こちらもまずは10kg増やして89kgとした時点で140キロ後半を記録するようになってからか。フォームに目立った癖がなく、期待したい左腕投手。

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この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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