東京ヤクルトがドラフト5位で指名した、BCリーグ新潟アルビレックスの伊藤琉偉選手が仮契約を交わした。契約金や年俸は本人の希望により非公表。
ゴールデングラブを
背番号67が決定した伊藤琉偉選手は、「いい背番号だな、と。67番の伊藤琉偉とすぐ覚えてもらえるような活躍をしたい」と話した。伊藤選手は課題は多いと思う。しかし独特なリズムを持っており、それが打撃でも守備でも見えるところが魅力だ。
打撃ではリーグ戦でも高い打率、ホームランをマークしている。今年序盤は足を上げ体をぶつける形で打球に力を加えていたが、足の上げが徐々に低くなり、スイング力だけでも速さを見せるようになった。まだ速いスイングでの痛烈な打球という精度は高くないが、その打撃スタイルの変化の過程でも、バットの振り出しのタイミングに特徴があり、コンタクトをして体を回転させてのレフト方向、そして逆方向にも柔らかくもっていくことができる。
守備でも強い肩があり、柔らかさや俊敏さというところでは課題があると思うが、動き出しからスローまでのリズムに独特のものがあり、余裕を持って安定したスローイングにつながっている。
基本的には器用な選手では無いと思う。ランニングを見ていてもスライディングなどに課題も見える。しかし、打撃と守備のリズム感は長年培ったもので、すぐに見に付けたり変えることが難しい物だと思うが、それを持っており、体の強さ・素早さなどを伸ばしてゆけば面白いという評価だったのではないかと思う。
伊藤選手は「まだ体が細い。少しでも入る前に大きくしていきたい」と話す。長岡選手などのいるショート、二遊間で、打撃が強くなって広角に長打が打てて、独特のリズムのプレーを見せる完成した伊藤選手を見てみたい。


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