阪神、大分商・森下暢仁投手をドラフト上位候補に

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 阪神は大分商の森下暢仁投手をドラフト上位候補にリストアップし、28日の福岡工大城東との練習試合に5人のスカウトが視察する。

外れ1位候補に

 森下暢仁投手は180cmから最速148km/hを記録する本格派投手で、制球力も良く大崩れをしない。3月の練習試合で148km/hを記録し1安打で完封すると、春季大会では7回ノーヒットノーランを記録した。6月の東海大相模との練習試合では小笠原慎之介投手、吉田凌投と投げ合い10三振2失点で完投し10球団のスカウトが注目、巨人、東京ヤクルト、広島などのスカウトが絶賛のコメントを残した。

 阪神は森下投手について、「森下君についてはスカウト5~6人で見に行きます。球の力、切れ、制球力など総合力で(県岐阜商)高橋君に劣らぬ素材と評価しています」と話し、ドラフト1位指名候補筆頭の高橋純平投手に次ぐ評価としている。

 阪神は、ドラフト1位は高橋純平投手の指名がほぼ確定的、しかし今年のドラフト会議ではかなり多くの指名重複が予想される。阪神は外れ1位候補として、大商大・岡田明丈投手、富士大・多和田真三郎投手、パナソニックの近藤大亮投手などを高く評価しているが、森下投手も外れ1位候補の右投手勢に加わってきた。

 森下投手は今年のドラフト候補の中で、評価を急上昇させており、夏の活躍や投球次第では、単独1位指名を狙う球団も出てくるかもしれない。

2015年度-高校生投手-右投のドラフト候補リスト

大分商・森下暢仁投手がドラフト上位候補に浮上!10球団29人スカウト注目 | ドラフト会議ホームページ2015 Draft home page

阪神も早くから右腕の情報をキャッチしており、夏の大会に入り、連投による疲れが出る前に、森下が持つポテンシャルの高さと力量を見極める方針を固めた。「森下君についてはスカウト5~6人で見に行きます。球の力、切れ、制球力など総合力で(県岐阜商)高橋君に劣らぬ素材と評価しています」と球団関係者の言葉も熱を帯びる。

 今春センバツでプロの注目を一身に集め、阪神も1位候補に挙げる152キロ右腕の県岐阜商・高橋に匹敵する逸材。その真価を見極めるべく、猛虎はクロスチェックを敢行する。クロスチェックとはドラフト候補の当該地区担当だけでなく、他地区の担当スカウトの目も駆使し、対象選手の実力を多角的にはかる手法。それを行う時点で、評価が1~2位の上位クラスであることを意味する。

 現状で上位候補にリストアップしている投手は高校生では県岐阜商・高橋、最速149キロ左腕の東海大相模・小笠原、大分商・森下の3人。大学生では最速151キロを誇る大型左腕の明大・上原、ともに最速150キロ超の富士大・多和田、仙台大・熊原の両右腕が挙がる。先の大学選手権で活躍した大商大の本格派右腕・岡田の評価も上がっているもようだ。即戦力として活躍が見込める社会人では、新日鉄住金かずさマジックの左腕・加藤、NTT東日本・横山、パナソニック・近藤らの評価が高い。

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