阪神、来年ドラフトで高校生投手1位指名、上位で捕手も

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阪神は来年のドラフト会議で高校生投手の1位指名をする可能性を示唆した。また捕手を上位で指名する。

佐々木朗希投手を密着マーク

阪神は球団首脳が、「佐々木くんはメジャーのスカウトも注目して、視察にも行っているみたいです。そこは東北の担当スカウトに頑張ってもらって」と話し、大船渡高の佐々木朗希投手を密着マークする方針を示した。また、「来年は高校生にいい投手が多いらしいですね。いい選手が各地に散らばっているので、スカウトもやりがいのある年になりそうです」と話し、他にも北陸の星稜・奥川恭伸投手、関東の横浜・及川雅貴投手、中国の創志学園・西純矢投手の4人を軸に各地区の担当スカウトにマークさせる事も明らかにした。

佐々木朗希投手は189cmの右腕で最速157キロの速球を投げ、すでにメジャースカウトも注目をしている。また、奥川投手は今年の甲子園で150キロを記録、創志学園の西投手も夏の岡山大会で150キロを記録すると、甲子園では1試合16奪三振を記録した。横浜高校の及川投手は左から152キロを記録し、デイリーでは高校BIG4としている。

阪神は今年、ドラフト1位で外野手の近本光司選手を、2位で小幡竜平選手、3位で木浪聖也選手と野手を立て続けに3人を指名した。来年に好投手がいるからという事も、本当に少なからずはあったかもしれない。また阪神は2015年から高山選手、大山選手、清宮選手、藤原選手と1位指名入札はすべて野手で、5年ぶりの投手指名となるかもしれない。

来年は佐々木朗希投手を中心に日大三の150キロ右腕・井上広輝投手も含めて争奪戦になることが予想されるが、佐々木投手にはメジャーも動く可能性が高く、日本球界としては安心できない状況にある。そして東北、北信越、関東、中国にいるBIG4に、各担当スカウトの目と力量が試される事にもなり、どの球団が誰を1位に持ってくるのかが非常に興味深い。

捕手の上位指名も

また阪神は、来年のドラフト上位で捕手の獲得も検討している。今年のドラフト会議で矢野監督はセンターラインの強化の方針を打ち出していたが、その中で捕手の指名は育成ドラフト1位の片山雄哉選手のみで、狙っていた捕手を獲得できていなかった可能性がある。

阪神は梅野選手、坂本選手など若手捕手もいるが、矢野監督が捕手出身という事で今年1年の状況を見て判断する。球団首脳は「捕手にもいい選手がいるみたいですね」と話し、東洋大の強肩捕手・佐藤都志也選手、慶応大の郡司裕也捕手、近江の有馬諒捕手、智弁和歌山の東妻純平捕手などを念頭に上位候補をして獲得を狙っていく。

2019年ドラフト指名予想
2019年のドラフト候補

今秋ドラフトの余韻も冷めぬ中、スカウト陣は早くも1年後に向け、各地で動きだしていた。球団幹部が明かす。「来年は高校生にいい投手が多いらしいですね。いい選手が各地に散らばっているので、スカウトもやりがいのある年になりそうです」。密着マークを続けていくのは、「BIG4」の4選手だ。
中でも目玉になるのは大船渡の佐々木だ。球団幹部が続ける。「佐々木くんはメジャーのスカウトも注目して、視察にも行っているみたいです。そこは東北の担当スカウトに頑張ってもらって」
すでに大谷(エンゼルス)2世の呼び声が高く、夏の岩手大会1回戦・盛岡三戦で自己最速157キロを計測した。星稜の奥川は今夏の甲子園開幕戦、藤蔭戦で150キロを計測。2年生でただ1人、U18高校日本代表に選出された。創志学園の西は今夏の甲子園1回戦・創成館戦で16奪三振。一躍、脚光を浴びた。横浜の及川は最速152キロの左腕で、中学時代から注目を集めている。

抽選に外れた年も含めると、4年連続で野手を1位指名。投手1位指名なら14年の有原(早大)以来。「(有力選手が)各地にバラけているので各スカウトもやりがいがある」と同首脳。佐々木に加えて、星稜高・奥川恭伸投手(17)、創志学園高・西純矢投手(17)の本格派右腕3人に熱視線を送る。

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