高校野球富山大会では富山第一の146キロ右腕・森圭名投手が7失点し、準々決勝で姿を消した。
昨年甲子園で
森圭名投手は昨年の甲子園で2年生ながらリリーフとして登板し、初戦の中越戦では1-0の緊迫した試合で、7回から9回を2安打4奪三振無失点に抑えた。140キロ中盤を記録するストレートを投げ注目された。
再び甲子園のマウンドを踏むことを目標に今大会も準々決勝まで勝ち上がったが、この日は初回にいきなり3連打で3失点すると、3回には3つの四死球を与えて2点を失った。結局この日は、9回を投げて7安打9奪三振も7失点、試合後に涙を流した。
上のステージで
昨年夏以降、森投手は苦しんだ。今年4月には右肘を故障し、投球ができるようになったのは6月中旬からだった。万全の状態ではなかったものの、「ベストではないが、調子が悪いこともなかった。」と森投手は話した。
しかしプロのスカウトは注目している。3回戦の富山商戦でもは東京ヤクルトの中西親志スカウトが「マウンドさばきがいい。ストレートに力があるし、スライダーの制球力もいい。体格もいいので将来的にも楽しみ」と評価していた。
試合後に森投手は「人生で一番、内容の濃い2年半だった。上のステージでやりたい。さらなる高みを目指したい」と話した。上のステージがプロを指すかどうかはまだわからない。森投手の決断に注目したい。
2017年度-高校生投手-右投のドラフト候補リスト
2017年度-高校生-富山県のドラフト候補リスト
4月中旬に右肘を故障し、6月中旬に復帰。決して万全ではなかったが、将来性を期待し、今大会は何度もプロのスカウトが視察に訪れた。「人生で一番、内容の濃い2年半だった。上のステージでやりたい。さらなる高みを目指したい」と前を見据えた。
コメント