富山商が石動に敗れ、プロ注目の143キロ右腕・沢田龍太投手の夏も終わった。
緊急リリーフも
この日の準々決勝・石動戦では、センバツで143キロを記録しプロからも注目されている沢田龍太投手は先発しなかった。しかしチームが2回に逆転され、3回に1-4と点差が離されると、ついにエースが登板する。
沢田投手はその回に2つの三振を奪い、後続を断った。しかし4回に2点を失い突き放された。「流れを変える投球をしたかったが、自分が2点を取られてしまったのが敗因だと思う」と話した。それでも5回以降は無失点、6回2/3を投げて7つの三振を奪った。
沢田投手は試合後に、「甲子園は春は出られたが、夏は行けなかった。悔しいです。さらに上のレベルで、しっかりチームを勝たせられる投手になっていきたい」と話した。具体的に進路は明言しなかったが、プロ、大学などで野球を続ける。
センバツ以降、プロ球団のマークが続いており、プロ志望届の提出が注目される。
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「流れを変える投球をしたかったが、自分が2点を取られてしまったのが敗因だと思う」と沢田。5回以降の5イニングはゼロを並べ、重い直球を主体に6回2/3で7三振を奪った。打線も3点を返したが、最後まで追い付けず。沢田は2点を追う2死満塁で三振に倒れ、最後の打者となった。「最後はボール球を振ってしまった。そういうところが弱さだと思う」と唇をかんだ。
富山NO1右腕は試合後、目に涙をためながらも、しっかりした口調で「甲子園は春は出られたが、夏は行けなかった。悔しいです。さらに上のレベルで、しっかりチームを勝たせられる投手になっていきたい」と、さらなる成長を誓った。
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