大船渡・佐々木朗希投手が157キロ、11奪三振完封勝利、日米9球団視察

佐々木朗希, 大船渡高

来年のドラフトの超目玉、大船渡の佐々木朗希投手が自己最速を3キロ更新する157キロを記録した。国内7球団の他、メジャーの2球団のスカウトも視察をしている。

ストレートはコンスタントに150キロ

佐々木投手はこの日の秋季高校野球岩手大会で、夏にも初戦で対戦した強豪の盛岡三と再び対戦した。すると初回、2アウト満塁のピンチを背負うものの、そこで6番バッターに対し5球目に157キロを記録した。

序盤は制球に苦しんだが、ストレートはコンスタントに150キロを記録する圧巻の投球で、9回にも150キロを連発した。中盤からはスライダー、フォークボールの変化球も安定した。そしてピンチになると「狙った」と3度の併殺打を打たせた。

「抜いて投げても球速が出た。しっかりリリースできた」と話し、6安打11奪三振で完封勝利を挙げた佐々木投手、「比較的調子がよかった。歓声があがって更新したなと。まずは160キロをオーバーしたい」と話した。

メジャースカウトも注目

この日は国内では広島、ヤクルト、中日、ソフトバンク、楽天、オリックス、千葉ロッテの7球団が、また、メジャーも2球団のスカウトが視察に訪れた。国内7球団のスカウトは次のように評価をしている。

東京ヤクルト・斉藤スカウト:「初めて生で見たが、ここまでいいとは。想像以上。160キロも時間の問題」

福岡ソフトバンク・作山スカウト:「この時期にこれだけ投げられるだけですごい。文句なし」

東北楽天・宮城スカウト:「まだ体ができていないのにこの球。伸びしろがある」

広島・近藤スカウト:「同じ時期の大谷より速い」

オリックス・村上スカウト:「夏より状態はいいかもしれない。一冬越えてどのくらいになるか楽しみ」

千葉ロッテ・井辺スカウト:「3ボールからスライダーでストライクが取れる。今の時期の高校生ではなかなかいない」

中日・山本スカウト:「今年でも競合ドラ1の力」

軒並み、高評価なのは当たり前と言えるが、189cmで体重は81kgと、まだ線の細さを感じさせる。この時期に157キロを記録し、変化球もしっかり決める事ができ、来年に初夏あたりには、160キロをは記録してくるのではないかと思う。

ちなみにこの日は球場表示で163キロを記録したが、これは2回に変化球を投げた球で、誤動作と判断された。しかし、高校生で、163キロの表示が「そうかも」と思わせる点で、すでに超高校級だろう。

メジャースカウトに注意

メジャーリーグのスカウトには気を付けなければいけない。かつては菊池雄星投手や大谷翔平投手などと接触し、大谷選手はドラフト前にメジャー以外はお断りと言わせていた。今年も、ドラフト候補のパナソニックの吉川峻平投手に1月ごろから接触し、契約にこぎつけている。

大谷選手に引けを取らない逸材で、メジャー球団側にも当然情報は入っている。一昨年に大谷選手のポスティングの騒動を見ていれば、その前の段階で獲得を狙ってくるだろう。紳士協定はあるものの、それはしっかりとしたルールではなく、日本の球団のスカウトが接触する前に接触してくる可能性は高いと思う。

2019年度-高校生のドラフト候補リスト

電光掲示板に「157キロ」の表示。一回、二死満塁で6番・岩渕を二ゴロに封じた佐々木の5球目に、ほぼ満員にふくれあがった球場全体からどよめきがあがった。「比較的調子がよかった。歓声があがって(自己記録の154キロを)更新したなと。まずは160キロをオーバーしたい」

日本の7球団のスカウトや、米メジャー2球団の関係者が視察。ヤクルト・斉藤スカウトは「初めて生で見たが、ここまでいいとは。想像以上。160キロも時間の問題」。中日・山本スカウトは「今年でも“競合ドラ1”の力」と絶賛した。

2年秋の段階でこれだけの投球をみせた佐々木に、視察したプロ7球団のスカウトも軒並み高評価だ。楽天・宮越スカウトが「まだ体ができていないのにこの球。伸びしろがある」と話せば、広島・近藤スカウトは「同じ時期の大谷(現エンゼルス)より速い」。メジャー2球団の関係者も球場を訪れた。


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