大船渡・佐々木朗希投手、154キロ・15奪三振でベスト4進出

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秋季高校野球岩手大会では準々決勝が行われ、大船渡の157キロ右腕・佐々木朗希投手が、黒沢尻北から15三振を奪う好投を見せ4-1で勝利した。チームは準決勝で盛岡大付と対戦し、勝利すれば東北大会出場が決まる。

15奪三振

初戦に157キロを記録し注目が集まる投球が続く大船渡の佐々木朗希投手、この日の準々決勝は連投のマウンドから中1日と疲労も残る状態だったが、初回の先頭打者からいきなり150キロを連発し、7回には154キロを記録した。「肩に張りがあり、大丈夫かなと思ったが、思ったよりいいボールがいった。しっかりコースに投げられた」と話し、「スピード表示で相手にプレッシャーをかける事が出来る。自分としてはプラスにとらえたい」と、球速表示が相手へのプレッシャーとともに、自分の投球に勢いをつける事になっている。

また佐々木投手は球速だけではない。この日はストレートに緩急をつけ、クイックなども使ってタイミングを外した。そして、「チェンジアップとスライダーで十分かな」とフォークを封印しながらも変化球を織り交ぜ、「ピンチでは三振を狙っていた」と7者連続を含む15三振を奪った。結局、9回を投げて3安打15奪三振1失点(自責点0)だった。3本のヒットのうち2本は内野安打だった。

プロのスカウトも密着

この日は平日で大学のリーグ戦などは行われていないものの、来年に向けた試合に連日のようにプロのスカウトが姿を見せる。この日は阪神の葛西スカウトが視察し、「将来は160キロ出そう。もっともっと良くなる素質を持っている」と評価した。

これでベスト4に進出した。上位3チームが東北大会に出場できる。東北大会では決勝まで勝ち上がらないと甲子園当確とはならないが、東北大会に出場し1勝でも上げられれば、21世紀枠での出場の可能性はかなり高くなるのではないかと思う。そのための次戦は22日の準決勝・盛岡大付、岩手の強豪私学の一角との試合に、「必ず倒して甲子園へ行きたい」と力を込めた。

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キレのある快速球が自慢だが、投球は全てセットポジションから。胸元まで左足を高く上げ、ややクロスステップで投げ込む躍動感のあるフォームだ。189センチ、81キロと、まだ線は細いが、阪神・葛西スカウトは「将来は160キロ出そう。もっともっと良くなる素質を持っている」と評価した。

プレーボールから2球続けて150キロをたたき出し、スタンドを沸かせた。失点は味方の失策と自らの暴投が絡んだ1点のみで「マウンドに上がったら思ったよりいい球がいっていた」と、この日最速の154キロを計測したのは七回。被安打3本のうち外野へ運ばれた打球は1本だった。
今大会、ここまで変化球は「チェンジアップとスライダーで十分かな」と負担のかかるフォークを封印している。視察した阪神・葛西スカウトは「将来は160キロも出る」と高い評価。身にまとうスケール感は本物だ。

「肩に張りがあり、大丈夫かなと思ったが、思ったよりいいボールがいった。しっかりコースに投げられた」
佐々木は“疲れ”という敵も攻略し、133球での完投に胸を張った。16日の1回戦から4日間で3試合目。2回戦から中1日でも一回の初球から150キロを連発し、七回二死二塁、畠田への6球目は、この日最速の154キロを計測した。

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