吉田輝星投手がプロ入り決断、八戸学院大に断り

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金足農の吉田輝星投手が、八戸学院大に断りの挨拶を入れ、プロ入りを決断した。来週にも記者会見を行う予定だという。

4日までに決断

吉田輝星投手は、4日に父や金足農の中泉監督と会談を行い、自らのプロへの思いを伝えた。夏の大会までは、投手に事について指導を受けていた正村監督のいる八戸学院大に進学することが決まっていた。しかし、夏の大会で甲子園準優勝、U18代表にも選出され、国体では152キロを記録し、一気に成長した姿を見せると、プロ側も各球団がドラフト1位候補にリストアップし、評価が急上昇した。

それでも家族や中泉監督など周囲は大学進学を勧めていたが、吉田投手はプロ入りへの思いを周囲に語っていたといい、最終的には本人の意思を尊重する形でプロ入りの方針が決まり、八戸学院大には断りの電話を入れたという。

ドラフト1位で

吉田輝星投手は巨人ファンで、「巨人に行きたいか」の質問に「はい」と答えていた。ドラフト会議では、その巨人が1位指名をする可能性が高くなっている。8月30日に行われた巨人のスカウト会議では、岡崎スカウト部長が「ボールの質もいいし、一番は投げるスタミナがある」と評価、その後も高い評価をする声が続いている。チームは外野手などの補強もしたいところだが、菅野投手に続くローテーションの柱候補として即戦力投手の獲得も視野にいれており、今年のドラフト1位候補投手の中から、吉田投手を最も即戦力と評価し1位指名する可能性が高い。

また、オリックスは8月13日のスカウト会議で高校生の上位候補8人に吉田投手を挙げており、北海道日本ハムは8月23日のスカウト会議で吉田投手を1位候補にリストアップしていた。横浜DeNAは9月20日のスカウト会議で、高田GMが「個人的には、出せば1位候補に入ってくると考えている」と話し、阪神も9月28日のスカウト会議で、プロ志望届けを提出すれば、上位指名候補にする事を検討するとしていた。

他にも即戦力投手の欲しい埼玉西武、人気も実力もある高校生の獲得を狙う東京ヤクルトも1位指名の可能性があり、巨人の単独1位指名とはならない可能性もある。

吉田投手は9日にも進路表明の記者会見をに臨むという。10月25日のドラフトの主役が、これで固まった。

2018年ドラフト指名予想
2018年度-特Aランクのドラフト候補リスト

注目の決断が下された。この日、金足農・中泉一豊監督が八戸学院大・正村公弘監督に対し、吉田の進学を断る連絡を入れたことが関係者への取材で分かった。プロ野球か、大学進学か。二者択一を迫られていた吉田が、ついにプロ志望届を提出する意向を固めた。
吉田はこれまで好きな球団に巨人を挙げ、「巨人に行きたいか」との質問に「はい、行きたいです」と回答。高校日本代表の一員として臨んだU-18W杯の合宿中には、原辰徳監督(当時)が率いた2009年のセ・リーグ制覇を記念した巨人のタオルを使用し“ジャイアンツ愛”を披露したこともある。
巨人側も鹿取義隆ゼネラルマネジャーが「スカウトからは高い評価があがっています」と話すなど注目。高橋由伸監督の今季限りでの辞任が決まり、次期監督候補を原辰徳前監督に一本化し、就任を要請していることが判明したばかり。フロントの刷新で方針が変わる可能性はあるが“原巨人”の救世主候補としての注目も高まる。

関係者の話を総合すると、吉田は父・正樹さん(42)、金足農の中泉監督らと会談を行ったという。即プロ入りか、大学進学か。最終的には本人の意思が尊重されたもようだ。吉田は2日まで福井国体に参加し、翌3日に秋田の自宅に戻った。この日までに進学先に予定していた八戸学院大にも断りの連絡を入れた。
両親と中泉監督はこれまで吉田に対して熟考する時間を与えてきた。一気に全国区のスターにのし上がったこと、大会続きであったこともあり、客観的に自分を見つめ直す時間を要した。周囲の大学進学を勧める声を含めて総合的に検討しても、吉田本人の意思は変わらなかった。

輝星は、今夏の秋田大会前の段階では、八戸学院大に進学する方向でほぼ固まっていた。それは、同大学の正村公弘監督(55)が昨秋以降、熱心な指導で自身を飛躍させてくれた恩義によるものだったが、かねてプロ志向が強かった輝星は、ある思いを胸に抱いて最後の夏に臨んでいた。
「この夏に、自分の力がどれだけ通用するのか確かめたい」その結果が、秋田勢103年ぶりの甲子園準V。チームの成績のみならず、自身も初戦から4試合連続2ケタ奪三振をマークするなど、鹿児島実、大垣日大、横浜、近江、日大三といずれも甲子園決勝を経験したことがある強豪を相次いで撃破。大きな自信をつかむとともに、プロ側の評価も急上昇。一気にドラ1候補に躍り出た。国体終了時には「地方大会の時とは(プロ側の評価も)全く違う」と話していた。

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