札幌大谷1年、196cm左腕の阿部剣友投手にスカウト注目

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明治神宮大会高校の部、札幌大谷vs国士舘の試合では、札幌大谷の1年生の先発・196cm左腕の阿部剣友投手に注目が集まった。

196cm左腕

札幌大谷は、196cmの大型左腕1年生・阿部剣友投手を先発のマウンドに送った。まだ線は細いものの、バッターも見上げる程の高さがある。阿部投手は支部の予選で2試合で2イニングを投げたものの、全道大会では登板が無く、いきなりの全国デビューとなった。「人生で一番緊張した」と話した。

ストレートと緩いカーブを織り交ぜる。先頭バッターにいきなり四球を与えると、送りバントを決められる。そして投手への内野安打で1アウト1,3塁となる。しかし次のバッターをレフトフライに打ち取ると、続くバッターに四球を与え満塁としたものの、最後の打者をショートゴロに抑え、阿部投手は1イニングのみで降板した。

フォームはあちこちでぎこちなさがあり、課題のとして挙げるポイントはたくさん出てくる荒削りな投手だが、この秋も2cm身長が伸び、そしてこの日は自己最速を1キロ更新する134キロを記録するなど、どんどん伸びている。視察していたプロのスカウト陣からも「大化けする可能性はある。甲子園まで楽しみ」と話し、来年のセンバツでの登板を期待する声が挙がった。

2020年度-高校生のドラフト候補リスト

素材型の超大型左腕が大きく力をつけ、3年時には150キロを記録するくらいになっていたら、2020年のドラフトの番付は現在とは大きく変わることになる。

阿部の残した衝撃は大きい。ネット裏のスカウト陣からは「大化けする可能性はある。(出場が確実な来春の)甲子園まで楽しみ」と声が漏れた。高校までバスケットボールをプレーした父・貢さん(47)が身長1メートル88あり「遺伝かな」と阿部。今年4月の1メートル94から9月の測定で2センチ伸び、成長は止まらない。この日1キロ更新して134キロとなった最速もまだまだ伸びそうだ。

先陣を切ったのは阿部だ。船尾監督が「向こうの打線の目先を変えたい」と、大一番で先発に抜てきした。初回に緊張から制球を乱し2死満塁のピンチを背負うも「腕を振ることだけを考えていた」。196センチからの角度ある直球で詰まらせ無得点に抑えた。阿部はこの回で降板となったが、相手の目線を上げるには十分だった。

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