U18W杯を戦う侍ジャパンU18代表は、3位決定戦で韓国と対戦し、6-2で勝利した。
生盛投手好投
スーパーラウンドでは敗れていた韓国にリベンジし3位を獲得した。初回、2番の黒田義信選手と3番の松尾汐恩選手が連打で1、3塁とし、4番の内海優太選手のタイムリーで1点を先制すると、2回には押し出しの四球や松尾選手の2点タイムリーヒットなどで一気に5点を奪った。
投手では先発した生盛亜勇太投手が、初回は1アウト2,3塁のピンチを背負ったものの、ショート・光弘帆高選手やサード・伊藤櫂人選手の好プレーで無失点に抑えるなど、4回3安打2失点に抑えると、5回からはオランダ戦で好投した川原嗣貴投手が登板し、3回を1安打無失点に抑え、6-2で勝利した。
決勝戦はアメリカが台湾を破り、1位はアメリカ、2位は台湾、3位は日本となった。
U18代表は新型コロナの影響もあり、当初予定していた選手が入れ替わるなど代表を組むのも難しい状況だった。また、リリーフエースを期待していた山田陽翔投手が甲子園の疲れもあってか調子が良くなく、森本哲星投手、宮原明弥投手、香西一希投手も相手チームを抑えるのが大変な状態だった。
その中で大阪桐蔭の川原投手と、初戦で150キロを記録した生盛投手が力を見せ、最終戦はこの2人のリレーで抑えた。
打線では浅野翔吾選手がホームランを放つなど序盤にちゅうもくされたが、特にスーパーラウンドに入ってから相手投手のレベルが非常に高く、打撃に苦しむようになった。その中で馬渕監督は浅野選手に犠打を指示するなどスモールベースボールに徹し、2番・黒田義信選手のスピード、3番・松尾選手の対応力、そして4番・内海選手の勝負強さと打力の強さを活かした。
守備のミスで落とす試合もあり、代表としての完成度の課題は感じられたが、最終的には3位という形となった。生盛投手などプロ志望届を提出せず進学をする選手も素晴らしいプレーを見せており、大学での活躍が注目される。
来年も馬渕監督の態勢が継続されると思うが、来年は花巻東の佐々木麟太郎選手や大阪桐蔭の前田悠伍投手、享栄の東松快征投手など怪物選手が多く、どのようなU18代表チームになっていくのかが注目される。
コメント
馬渕監督も、多種多彩の選手の起用に、良質ながらにご苦労が伺えました、そのご苦労もあり、メダル受賞、選手共々おめでとう御座います!
結果的には、大阪桐蔭高校の選手の土台力を感じましたが、それぞれの高校の選手達の個性力の集結でした。
7回だと、先攻逃げ切り野球なので、9回ならば、もっと日本らしい野球が出来たのかも知れませんし、メンバーを辞退した、下関国際高等学校の中井君の落ちるスライダーや仙台育英高校の優勝投手も起用出来ていれば、usA戦に勝利し、もう一つ上に進んでいたかも知れません
また、来年も、期待し楽しみにしています!