春季高校野球関東大会では、帝京高校が鹿島学園に７回コールド９-２で勝利、西崎桔平選手、奈良飛雄馬選手、安部育規選手による4本塁打で一気に試合を決めた。
新基準バット
この日は、前日に勝ち上がった鹿島学園の勢いがあり、初回に2点を先制された帝京だったが、5回に9番レフトで出場している安部育規選手のソロホームランで同点に追いつくと、安部選手は6回にも「確信がありました」というレフト後方のネットに直撃する2打席連続でホームランを放った。
7回にはプロ注目の強打の遊撃手・西崎桔平選手が2番打者でホームランを放つと、3番の奈良飛雄馬選手がレフトの防球ネット上部に突き刺さる特大のホームランを放ち、この2者連続ホームランなどで勝負を決めた。
安部選手は春季都大会の修徳戦でもホームランを放つなどこの日の2本で高校通算を11本としている。新基準バットでホームランを量産し始めたが、このオフは新基準バットで強い打球を打つことを強化し、金田監督も「バットがどうこうというよりは、しっかりスイングすれば打球は飛ぶんだな」と感じている。
強打を軸とした帝京高がいよいよ甲子園に帰ってくるかもしれないが、金田監督は「やっぱり夏勝ちたいので。自信になる部分は自信にして、一喜一憂することなく」と話して気を引き締めた。
次戦は埼玉屈指の強打を誇る花咲徳栄と対戦する。
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2024年05月18日
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